Macのシステムデータを減らす方法:パージ可能領域の削除と空き容量を増やすコツ
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サワダ マサコ
ライター/校正。Art de Vivre、読者に気づきと優しさを。
はじめに

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この記事で解説している機能は、MacPawサイト版のCleanMyMacに関するものです。
MacのストレージをAppleメニューから確認すると、「システムデータ」という項目があります。何が入っているかわからないまま、放置しているケースもあるでしょう。
本記事では、システムデータとパージ可能領域の正体を整理したうえで、Macの空き容量を安全に増やす方法を解説します。
システムデータとパージ可能領域の違い
まず、ストレージの確認画面に出てくる2つの概念を整理しましょう。
システムデータとは
「システムデータ」 とは、「書類」「アプリ」「写真」など他のカテゴリに分類されないすべてのデータを指します。macOS Monterey以前は「その他」と呼ばれていたカテゴリです。
含まれる主なファイル:
- APFSスナップショット(Time Machineのローカルバックアップ)
- アプリキャッシュ・システムキャッシュ
- iCloudのローカルキャッシュ
- iOSデバイスのバックアップ(Macでバックアップを取っている場合)
- システムログ・スワップファイル
- アプリを削除した後に残る残存データ
パージ可能領域とは
「パージ可能領域」とは、システムデータの内側に存在するバッファのことです。macOSが「必要になれば即座に解放できる」と判断したファイルを事前に確保しておく領域で、Time Machineのローカルスナップショットやキャッシュファイルが代表的です。システムデータのサイズが大きいとき、その一部はパージ可能領域と重なっています。
システムデータは自動的に解放されない
パージ可能領域は、macOSが「容量が必要になった」と判断したときに自動的に解放される仕組みです。そのため、通常は手動で操作しなくても問題ありません。
ただし以下の状況では、ユーザーが手動で解放する必要があります。
- 新しいアプリをインストールしようとしたらストレージ不足と表示される
- 「ディスクがほぼいっぱいです」の通知が何度も出る
- 動画書き出しや大容量ファイルの移動が完了しない
Macのシステムデータを減らす6つの方法
方法を6つ紹介します。
下表は効果と難易度を示しています。
|
方法 |
効果 |
難易度 |
|
macOSのストレージ最適化 |
△ |
低 |
|
Time Machineスナップショット削除 |
◎ |
中 |
|
キャッシュ手動削除 |
◯ |
中 |
|
古いiOSバックアップ削除 |
◯ |
低 |
|
ターミナルでパージ可能領域解放 |
◯ |
高 |
|
CleanMyMacでスキャン・メンテナンス |
◎ |
低 |
方法1:macOSのストレージ最適化機能を使う

Appleメニュー>「システム設定」>「一般」>「ストレージ」では、色カーソルにあてて「システムデータ」が確認できます。さらに「おすすめ」(最適な方法はそれぞれ異なる)に従って、ストレージを最適化することが可能です。
おすすめの例:
- iCloudに保存:写真や書類をiCloudに移動し、ローカル容量を確保
- ストレージを最適化:視聴済みのApple TV番組や古いメール添付ファイルを自動削除
- ゴミ箱を自動的に空にする:30日以上経過したファイルを自動削除
方法2:Time Machineの自動バックアップを無効にする
Time MachineはMacを自動でバックアップしてくれるありがたい機能ですが、ローカルスナップショットとして容量を占める原因にもなります。以下の手順で自動バックアップを無効にすることで、スペースを確保できます。
手順:
- Appleメニューで「システム設定」選ぶ
- 「一般」で「Time Machine」をクリック
- 「オプション」で自動バックアップされない設定に変更
使える豆知識:スナップショットを個別に削除する
バックアップ機能は残したまま、古いローカルスナップショットだけを削除することも可能です。ターミナルで以下を実行すると一覧を確認できます。
tmutil listlocalsnapshots /
削除したいスナップショットが見つかったら次のコマンドを実行します。
tmutil deletelocalsnapshots ファイル名
バックアップ機能を引き続き使う場合は、こちらの方法をお試しください。
方法3:Finderでキャッシュファイルを手動削除する
アプリごとのキャッシュフォルダはFinderで確認・削除できます。Finder >「移動」>「ライブラリ」>「Caches」にアクセスしましょう。
削除して安全なもの:
- アプリケーションキャッシュ(例:Chrome、Spotify)
- ブラウザキャッシュ
- ユーザーキャッシュ
削除に注意が必要なもの:
- アプリのサポートファイル(~/Library/Application Support 内)
削除してはいけないもの:
- システム管理のAPFSスナップショット
- macOSのシステムフォルダ内のファイル
キャッシュはmacOSが使用中に再生成するため、再起動後はゴミ箱を空にするのがおすすめです。
方法4:古いiOSバックアップを削除する
MacでiPhoneやiPadのバックアップを管理している場合、古いバックアップが大量のシステムデータを占めています。削除は「Finder>サイドバー>接続済みデバイス」から実行できます。
方法5:ターミナルでパージ可能領域を強制解放する
ターミナルで大容量ファイルを作成・削除することで、macOSにストレージ不足を認識させ、パージ可能領域を強制的に解放させる方法も効果的です。ただし、上級者向けの方法となります。

- ターミナルを開き、次のコマンド「mkdir ~/largefiles」を入力しフォルダを作成
- 次のコマンド「dd if=/dev/random of=~/largefiles/largefile bs=15m」を実行して、ランダムな大容量ファイルを作成
- 5分程度待つ(実行中はターミナルがフリーズしているように見えますが、数分後にCtrl+Cで停止すれば問題ありません)
- ターミナルウィンドウで「Ctrl + C」を押す
- 次のコマンドを実行「cp ~/largefiles/largefile ~/largefiles/largefile2」
- コピーのたびにlargefile2の部分を別の名前に変えながら、手順を繰り返す
- ディスク残量が少なくなったことを知らせるメッセージ表示を確認したら、次のコマンド「rm -rf ~/largefiles/」で作成したファイルを全削除
- ゴミ箱を空にする
注意:
rm -rfコマンドは元に戻せません。パスを必ず確認して慎重に実行します。必要なら実行前に重要なファイルのバックアップを取っておくと安心です。
方法6:CleanMyMacで安全・効率的なメンテナンスを実行する
パージ可能領域を削除できる便利なアプリがCleanMyMacです。メンテナンスを以下の手順で実行することで、Macの消去可能スペースをワンクリックで解放できます。
メンテナンスができる「パフォーマンス」では、パージ可能領域の解放をワンクリックで実行できます。
使い方:
- CleanMyMacの無料トライアルを入手して起動
- パフォーマンスでスキャンを実行

- 「パージ可能スペースを解放」にチェックして「実行」をクリック
システムデータが削除後に戻ってくる理由
「キャッシュを削除したのにすぐ増える」と感じる方は多いです。macOSはSpotlightインデックスの再構築、アプリキャッシュの自動生成、Time Machineの定期スナップショット作成を継続的に行うため、システムデータは使っていれば自然に増えます。
対策は定期的なメンテナンスです。月に一度、不要なキャッシュや古いスナップショットを整理する習慣をつければ、極端な肥大化を防げます。CleanMyMacのような専用ツールを使えば、この定期メンテナンスを数クリックで完了できます。
MacのシステムデータにまつわるFAQ
Q. システムデータが急に増えたのはなぜ?
A. 動画編集ツールや開発環境(Xcode、Dockerなど)を使っている場合、キャッシュが数十〜数百GBに達することがあります。
Q. パージ可能領域は削除しても大丈夫ですか?
A. はい。macOSが「必要なら自動解放する」と分類したデータなので、強制解放しても問題ありません。ただし、Time Machineスナップショットを手動削除する場合は、外部バックアップがあることを確認してから行いましょう。
Q. ライブラリの中身を直接削除しても安全ですか?
A. ユーザーキャッシュ(~/Library/Caches)は基本的に安全ですが、Application Supportフォルダ内は注意が必要です。CleanMyMacなどのアプリで対象のデータを確認してから削除すれば安全です。
まとめ:Macのシステムデータを減らす方法
システムデータとパージ可能領域は、macOSが自動的に管理するストレージの一部です。放置すると肥大化しますが、定期的に整理することで快適な空き容量を維持できます。作業が手間でも、CleanMyMacを使ったメンテナンスなら手軽です。Macの時短メンテナンスにCleanMyMacの7日間無料トライアルをご活用ください。