MacでiOSファイルを削除する方法
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守屋ノブ
IT&科学ライター。趣味は難解なパズルを解くことと読書。

はじめに
Macが現代で最も強力なコンピューターであることに疑う余地はありません。しかしながら、適切なメンテナンスを行わないと、不要データやバグによってMacが遅くなったり、応答しなくなるリスクがあります。
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MacとiOSデバイスをUSBケーブルで同期して使っていると、MacにiOSファイルがたまってきます。これらのファイルは、Macのストレージ容量を圧迫し、パフォーマンス低下につながることがあるため注意が必要です。
この記事では、MacでのiOSファイルとは何か、削除しても大丈夫なのかを解説します。iPhoneがiCloudにバックアップされているかの確認方法、そしてMacからiOSファイルを削除する4つの方法を紹介します。
MacのiOSファイルとは
MacでのiOSファイルとは、iPhoneやiPadなどのiOSデバイスのバックアップファイルを含むファイルのことです。これらのファイルは、iOSデバイスとMacをUSBケーブル接続により同期することで、Macに保存されます。
iOSファイルを削除することの安全性が気になる方もいるかもしれません。iCloudにバックアップがある場合は、MacでiOSファイルを削除しても大丈夫です。なお、現在iCloudでバックアップを行っているのであれば、最新のiOSファイルはiCloud上で管理されています。
iPhoneがiCloudにバックアップされているかを確認する方法
それでは、iPhoneがiCloudにバックアップされているかどうかを確認する方法を見ていきましょう。
- iPhoneの「設定」アプリを開く
- 画面上部にあるApple IDバナーをタップする
- 「iCloud」を選択する
- 「iCloudバックアップ」をタップする
- 画面に表示される「iCloudバックアップ」のオンオフスイッチを確認する
スイッチが緑色になっている場合、iPhoneはiCloudにバックアップされています。
Macから確認することもできます。
- 左上の「Appleメニュー」>「システム設定」をクリックする
- 「Apple ID」>「iCloud」をクリックする
- アカウントのストレージの横の「管理」をクリックする
- 「バックアップ」をクリックする

あなたの名前のiPhoneのバックアップデータがあれば、iCloudにiPhoneのバックアップが保存されています。
MacでiOSファイルを削除する方法
MacからiOSファイル(主にiPhoneバックアップ)を削除する4つの方法を紹介します。
方法1:ストレージ設定からiOSファイルを削除
- 「Appleメニュー」>「システム設定」>「一般」>「ストレージ」をクリックする
- 「iOSファイル」を選択する
- 削除したいファイルを選び「削除」をクリックする
- 確認画面で「削除」をクリックする
方法2:FinderのライブラリフォルダからiOSファイルを削除
- Finderを開く
- メニューバーから「移動」>「フォルダへ移動」を選択する
- 次のパスを入力してリターンキーを押す
~/Library/Application Support/MobileSync/Backup/ - フォルダ内にあるバックアップファイルを選択し、「ゴミ箱に入れる」を選択する

方法3:デバイスを接続してiOSファイルを削除
iPhoneをMacに接続して、バックアップを管理・削除する方法です。バックアップの日付やサイズを確認しながら削除できるため、どのバックアップを残すか判断しやすいでしょう。
- 「Finder」 を開く
- iPhoneをMacに接続する(Macへの接続を許可する)
- サイドバーにある接続したiPhoneをクリックする

- 「一般」タブで「バックアップを管理」をクリックする

- 表示された画面で、消したいバックアップファイルを選択する
- 「バックアップを削除」をクリックする
- 確認画面が出るので「削除」をクリックする
これでiPhoneのバックアップファイルを削除することが可能です。
方法4:CleanMyMac を使ってiOSファイルを削除
簡単な方法で効率的にiOSファイルを削除したい方は、MacPaw社の開発するCleanMyMac アプリを使いましょう。CleanMyMac は、Mac専用のケア アプリです。直感的なデザインで誰でも使いやすく、ボタンクリック中心の操作で、Macをすみずみまで素早くスキャンできます。
さまざまな機能のうち、ここでは「クリーンアップ」の機能でバックアップを削除する手順を説明します。

- CleanMyMac の無料トライアルを入手して起動する
- サイドバーの「クリーンアップ」>「スキャン」を実行する
- スキャンが完了したら「すべての不要データを確認」をクリックする
- 「システムジャンク」から「iOSデバイスのバックアップ」を選ぶ
- 内容を確認して右下の「クリーンアップ」を実行する

アプリを使うことで、簡単かつスムーズにiOSデバイスのバックアップデータを削除できます。
Macからさらに多くの不要ファイルを削除する方法
Macの空き容量を増やす方法は、iOSファイルの削除だけではありません。次に紹介するアプローチで不要なデータを削除することでも、空き容量を増やせます。
おすすめストレージ確保リストの実行
Macのストレージを開くと、あなたにとってストレージ確保に効果的な方法をおすすめしてくれます。以下の画面では、おすすめは「iCloudに保存」となり、このリストを実行する方法も有効です。

iOSデバイスと同期した写真やビデオファイルを削除
MacやiPhoneを使う方は、写真やビデオも各端末で同期しているケースが多いのではないでしょうか。写真アプリ内のデータを整理してから新しいバックアップを作成すると、バックアップのサイズを抑えられます。
なお、iCloud写真を使用している場合、写真はバックアップに含まれないため、iCloudの保存容量を確保することにつながります。不要な写真・ビデオは削除しましょう。
- Macの「写真アプリ」を開く
- 削除したい写真やビデオを選択する
- 右クリックし「X枚の写真を削除」をクリックする
- サイドバーの「最近削除した項目」を選択し、パスワードを入力する
- 削除したい写真やビデオを選択し、右上の「X枚の写真を削除」>「すべてのデバイスから削除」で完全に消去する

この手順を繰り返し、写真やビデオファイルの整理を進めます。
MacでiOSファイルを削除する方法まとめ
Macのストレージを節約するためには、iOSファイルを適切に取り扱う必要があります。必要に応じて削除し、増えすぎないようにすることが大切です。
本記事を参考にMacのストレージ容量を適切に保つことで、パフォーマンスを向上させましょう。CleanMyMacのようなMacのメンテナンスアプリは、不要なファイルの整理に役立ちます。こちらから無料トライアルが可能です。
ただし、どの作業でも重要なデータを誤って削除しないよう、くれぐれも注意して行ってください。