Macのシステムアプリは削除しても大丈夫?詳細と完全削除方法
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渡邉 裕美
ライター。パンとチーズとライティングがエナジー

はじめに
Macが現代で最も強力なコンピューターであることに疑う余地はありません。しかしながら、適切なメンテナンスを行わないと、不要データやバグによってMacが遅くなったり、応答しなくなるリスクがあります。
CleanMyMac の無料トライアルを開始して、Macのクリーンアップを徹底的に行い、パフォーマンスを改善しましょう。これは、マシンの整理や最適化、そしてセキュリティ対策など、どのような問題が起きてもmacOSのスムーズな体験を実現できるようにしてくれるものです。
この記事で解説している機能は、MacPawサイト版のCleanMyMacに関するものです。
新しいMacを手に入れると、数多くのアプリがプリインストールされています。Safari、メール、カレンダーなど便利なものも多いですが、中には使わないアプリもあるのではないでしょうか?
使わないアプリはストレージを圧迫し、見た目にも美しくありません。今回は、Macにプリインストールされているシステムアプリの削除について解説します。
Macのシステムアプリとは?
Macには、購入時からさまざまなカテゴリのアプリがプリインストールされています。
- 仕事効率化:計算機、カレンダー、メモ、Pages
- 探索:探す、Safari、マップなど
- コミュニケーション:メール、メッセージなど
- エンターテイメント:App Store、ミュージック、ポッドキャストなど
- クリエイティビティ:イメージキャプチャ、写真など
- ユーティリティ:時計、アクティビティモニタ、移行アシスタントなど
これらのシステムアプリは基本的な操作やシステム管理、ユーザー体験向上のためにプリインストールされており、多くは削除が制限されています。
削除しても大丈夫なシステムアプリの見分け方
システムアプリは「必須のシステムアプリ」と「削除可能なアプリ」に分類されます。Appleの公式情報によれば、Macが必要とするアプリ(メール、ミュージック、ブック、メモ、ポッドキャスト、マップ、Newsなど)は削除できないよう保護されています。削除可能かどうかは、以下の手順で簡単に見分けることが可能です。
Launchpadで確認:
Launchpadを開き、任意のアプリを長押しして、「×」マークが表示されるアプリは削除可能です。
Finderで確認:
Finderの「アプリケーション」フォルダに移動して、任意のアプリを右クリックします。「ゴミ箱に入れる」オプションの表示があれば削除可能です。
手動でシステムアプリを削除する2つの方法
削除可能と確認できたアプリは、手動の場合、以下2つの方法で削除できます。
方法1.Launchpadから削除
アイコンを見て削除します。
- Launchpadを開く
- アプリが揺れ始めるまでいずれかのアプリを長押しする
- 削除したいアプリの「×」マークをクリックする
- 確認画面で「削除」をクリックする
- ゴミ箱を空にする
方法2.Finderから削除
Finderから削除する方法です。
- Finderを開き「移動」>「アプリケーション」を選択する
- 削除したいアプリを探す
- アプリをゴミ箱にドラッグ(または右クリックして「ゴミ箱に入れる」を選択)する
- 必要に応じて管理者パスワードを入力する
- 「ゴミ箱を空にする」で完全削除する
完全削除(関連ファイルの削除)
前述のLaunchpadやFinderからの削除だけでは、アプリの関連ファイルがMac内に残ってしまいます。完全に削除するには、以下の場所に残っている関連ファイルをそれぞれ確認して、削除する必要があります。
- バイナリファイルとドックアイコン:/Applications/
- アプリケーションサポートファイル:~/Library/Application Support
- キャッシュファイル:/Library/Caches/ と ~/Library/Caches
- プラグイン:~/Library/Internet Plug-Ins/
- ライブラリ:~/Library/
- 設定ファイル:~/Library/Preferences/
- クラッシュレポート:~/Library/Application Support/CrashReporter/
- アプリの状況保存:~/Library/Saved Application State/
Finderで上記の場所を確認するには次のようにします。
- Finderを開き、メニューバーから「移動」>「フォルダへ移動」を選択する
- 調べたいパスを入力する(例:~/Library/Preferences/)
- アプリ名に関連するファイルを探して削除する
関連ファイルも削除することで、アプリの完全アンインストールが完了します。ゴミ箱を空にすることも忘れずに行ってください。
自動で簡単にシステムアプリを削除する方法
手動での完全削除は手間がかかります。Macのトラブルシューティングやメンテナンス専用アプリを使うと、複雑な関連ファイルを探し出す必要はありません。MacPaw社の人気アプリCleanMyMacを使うと、数回のクリックだけでPagesなどの削除しても大丈夫なシステムアプリを整理できます。次の手順を試してみてください。
- CleanMyMacの無料トライアルを入手する
- Macにインストールして、アプリを起動する
- サイドバーの「アプリケーション」>「スキャン」ボタンをクリックする
- スキャン後の画面で「アプリケーションを管理」ボタンをクリックする
- 左側の「アンインストーラ」>右側でアンインストールしたいアプリをチェックする
- 右下の「アンインストール」ボタンをクリックする
削除できないシステムアプリはリセットを実行
CleanMyMacを使ってもSafariなどの必須システムアプリ自体は削除できませんが、完全リセットを実行することでシステムアプリ関連データを削除し、ストレージを確保することができます。
- CleanMyMacの無料トライアルを開く
- 左上のCleanMyMacメニュー>「設定」をクリックする
- 「除外リスト」タブで「アンインストーラ」を選択する
- 「システムアプリケーションを無視」のチェックを外して画面を閉じる
- ここで、CleanMyMacに戻る
- 「アプリケーション」の「アンインストーラ」を開く
- アプリ横にある「>」をクリックしてファイルを表示する
- 「バイナリ」以外を選択し、右下の「アンインストール」ボタンをクリックする
この方法ならシステムアプリのデータだけを削除でき、ストレージ容量を確保できます。
システムアプリ削除の注意点
システムアプリを無理に削除すると、システムに異常をきたす可能性があるため、必要がない場合は削除しないことをおすすめします。また、削除したアプリが必要になった場合は、App Storeから再インストールすることが可能です。
システムアプリは削除しても大丈夫?まとめ
Macのシステムアプリは使用頻度に応じて選別して整理しましょう。必須アプリは削除不可ですが、削除可能なシステムアプリもあります。不要なものはフォルダにまとめたり、CleanMyMacでリセットしたりして、ストレージを確保することをおすすめします。無理な削除は避け、安全な方法で管理するには、CleanMyMacの無料トライアルが役立つはずです。