macOS TahoeからSequoiaにダウングレードする方法

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渡邉 裕美

渡邉 裕美

ライター。パンとチーズとライティングがエナジー

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はじめに

Macが現代で最も強力なコンピューターであることに疑う余地はありません。しかしながら、適切なメンテナンスを行わないと、不要データやバグによってMacが遅くなったり、応答しなくなるリスクがあります。 

Start your free CleanMyMac trialして、Macのクリーンアップを徹底的に行い、パフォーマンスを改善しましょう。これは、マシンの整理や最適化、そしてセキュリティ対策など、どのような問題が起きてもmacOSのスムーズな体験を実現できるようにしてくれるものです。 

この記事で解説している機能は、MacPawサイト版のCleanMyMacに関するものです。

macOS Tahoeは多数の魅力的な機能が盛り込まれていますが、重要な作業用アプリケーションとの互換性、新しいインターフェースの好みなど、使い慣れたmacOS Sequoiaを再評価することもあるでしょう。この記事では、macOS TahoeからSequoiaにダウングレードする方法を解説します。

macOS Tahoeからダウングレードする理由

macOS Tahoeからダウングレードを検討する主な理由です。

  • アプリケーションの互換性:業務で重要なアプリがTahoeで正常に動作しない
  • パフォーマンスの低下:Macで動作が重くなった
  • 新機能への適応: 新しいSpotlightやUIデザインに慣れない
  • 安定性の問題:ベータ版などは不具合が起きやすい

ダウングレードと同時にMacの最適化を試してみて

macOS Tahoeで「動作が重くなったこと」が主な理由でダウングレードを検討している場合、まずはシステムの最適化を試すことをおすすめします。

macOSのダウングレードはシステムの大きな変更です。メンテナンスタスクを実行することで、動作が遅くなるのを防ぎ、スペースを確保できます。macOS Tahoeでも、Sequoiaに戻したときも、コアシステムサービスが本来の性能を発揮できるようになるのです。

Apple公証のCleanMyMacは、Macのオールインワン・メンテナンスアプリ。デザイン性が高く、使いやすさで人気があります。アプリを使うと、以下の手順で最適化が簡単に行えます。

 

使い方:

  1. CleanMyMacの無料トライアルを入手する
  2. Macにインストールして、アプリを起動する
  3. サイドバーの「パフォーマンス」>「スキャン」を実行する
  4. スキャン完了後は「全てのタスクを表示」>必要なメンテナンスタスクをタブごとに選択して「削除」や「実行」をクリックする

サイドバーの「パフォーマンス」>「スキャン」を実行する

このようにアプリでまとめて最適化することで、どちらのmacOSであっても、Macのパフォーマンスがグンと向上します。

macOS TahoeからSequoiaにダウングレードする3つの方法

3つの方法でmacOS Sequoiaにダウングレードできます。

方法1. Time Machineバックアップでダウングレード

macOS Tahoeにアップグレードする前にTime Machineでバックアップを作成していた場合に限られますが、Time Machineを使うと簡単にダウングレードができます。

手順:

  1. Sequoia使用時のバックアップが保存された外付けドライブをMacに接続する
  2. リカバリーモードで起動する:

    - Appleシリコン搭載のMac: 電源ボタンを「起動オプション」が表示されるまで長押し>「オプション」>「続行」を選択する

    - Intel搭載Mac:再起動後すぐに「Command + Rキー」を押し続ける

  3. 復元を実行する:

    - 「macOSユーティリティ」で「Time Machineバックアップから復元」を選択する

    - 復元元のディスクとして、Sequoia時代のバックアップを指定する

    - 画面の指示に従って復元を進める

方法2. macOSリカバリーモードでダウングレード

Intel搭載Macでは、出荷時のmacOSまたはそれに近いバージョンを再インストールできます。

手順:

  1. Macをシャットダウンする
  2. インターネットに接続した状態で、リカバリーモードで起動する:

    - 「Shift+Option+Command+R」を押しながら電源ボタンを押す

    - Appleロゴが表示されたらキーを放す

  3. macOSを再インストールする:

    - Wi-Fiネットワーク接続を設定(パスワード入力など)する

    - 「macOSを再インストール」を選択する

    - 完了するまで待つ

インストールが完了するとMacが起動します。

方法3. 起動可能なインストーラーでダウングレード

どちらのMac(Appleシリコン・Intel)でも利用可能な方法です。2つのステップに分けて説明します。

ステップ1:macOS Sequoiaフルインストーラーのダウンロード

  1. App StoreからmacOS Sequoiaをダウンロードする
  2. ダウンロード完了後、インストーラーを開かずに「Command + Q」で終了する
  3. アプリケーションフォルダにmacOS Sequoiaのインストーラーが保存されることを確認する

ステップ2:起動可能なUSBインストーラーの作成

1. USBメモリ(16GB以上)を準備しMacに接続する

2. USBメモリをMac用にフォーマットする:

「ディスクユーティリティ」でUSBを選択>「消去」を選ぶ

フォーマットを「Mac OS拡張(ジャーナリング)」に設定して実行する(この作業でUSBメモリがmacOSの起動ディスクとして使えるようになります)

3. ターミナルを開き、以下のコマンドを入力する:

sudo /Applications/Install\ macOS\ Sequoia.app/Contents/Resources/createinstallmedia --volume /Volumes/MyVolume

※MyVolumeはUSBメモリの名前に置き換えるのを忘れずに!

起動可能なUSBインストーラーの作成

4. 管理者パスワードを入力し、処理完了を待つ

ステップ3: Sequoiaのクリーンインストール

1. USBインストーラーから起動する:

  • Appleシリコン搭載:電源ボタン長押し>起動オプション>USBインストーラー選択する
  • Intel搭載:Option(Alt)キー押しながら起動>USBインストーラー選択する

2. 現在のシステム(Mac内のTahoe)を消去する:

  • 「ディスクユーティリティ」を選択>起動ディスクを選択し「消去」する
  • フォーマットを「APFS(Apple製のファイルシステム)」に設定

3. macOS Sequoiaをインストールする:

  • 「macOSを再インストール」を選択する
  • 画面の指示に従ってインストールを完了する

これで完了です。

macOS TahoeからSequoiaにダウングレードまとめ

macOS TahoeからSequoiaへのダウングレードは、3つの方法で実行できます。重要なのは、作業前のデータをバックアップし、自分の状況に最適な選択を見つけることです。

  • Time Machineバックアップがある場合:復元方法が簡単
  • Intel Mac使用:macOSリカバリーが可能
  • 上記以外の場合: 起動可能なUSB等を使用して実行

ダウングレードにあたって、まずはCleanMyMacによるシステム最適化のトライアルをおすすめします。適切なメンテナンスによりどんなmacOSであっても快適な環境が手に入ります。無料トライアルでお試しください。

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