MacでAirDropが受信できないときの原因と対処法
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はじめに
Macが現代で最も強力なコンピューターであることに疑う余地はありません。しかしながら、適切なメンテナンスを行わないと、不要データやバグによってMacが遅くなったり、応答しなくなるリスクがあります。
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この記事で解説している機能は、MacPawサイト版のCleanMyMacに関するものです。
MacやiPhone、iPadなどに搭載されているファイル送信サービスが「AirDrop」です。近くにmacOSやiOS搭載のデバイスさえあれば、連絡先の交換不要で簡単に写真・連絡先などのデータを共有できます。しかし、AirDropの受信がうまくできない、あるいは、AirDrop自体が出てこないことがあるようです。本記事では、MacでAirDropが受信できないときに考えられる原因と対処法を解説します。
MacでAirDropが受信できない原因
MacでAirDropが受信できないときに考えられる原因は以下のとおりです。
- 機種が対応していない
- AirDropの設定がオフ
- 受信設定に問題がある
- iCloudにサインインしていない
- Macのセキュリティの問題
- 「インターネット共有」設定している
- デバイス間の距離や障害物の問題
- ファイルのサイズが大きい
- Macの空き容量不足
MacでAirDropが受信できないときの対処法
MacでAirDropが受信できないときの対処法を解説していきます。
対処法1:AirDropに対応している機種か確認
送信側・受信側のデバイスがAirDropに対応しているかどうか確認してください。
Macの機種やMacOSの確認方法は以下のとおりです。
左上の「このMacについて」をクリックする
機種については、どのデバイスからMacに受信するかという条件も組み合わせて確認が必要です。デバイスには以下の2タイプがあります。
- iOSデバイス(iPhone・iPad・iPod Touch)
- macOS(iMac・MacBook・Mac mini・Mac Pro)
「macOS→macOS」間でAirDropを受信するケースと、「iOSデバイス→Mac」間でAirDropを受信するケースで条件が異なります。詳細は以下のとおりです。
【MacOS→MacOSの場合の対応機種条件】
- MacBook Pro(Late 2008)以降
- MacBook Air(Late 2010)以降
- MacBook(Late 2008)以降(Late 2008のポリカーボネートモデルは対象外)
- iMac(Early 2009)以降
- Mac mini(Mid 2010)以降
- すべてのMac Pro
【iOSデバイス→macOSの場合の対応機種条件】
- iOSデバイス:iOS8以降
- Mac:macOS Yosemite以降
対処法2:AirDropの設定をオンにする
MacでAirDropを利用するときには、Wi-FiとBluetoothの設定をオンにしてください。Wi-FiとBluetoothの設定がオフだと、自動的にAirDropが使えないようになってしまいます。手順は以下のとおりです。
【Wi-Fiの設定を確認】
右上のメニューバーをクリックし、Wi-Fiに接続されていることを確認する。
【Bluetoothの設定を確認】
- 左上の「Appleメニュー」>「システム設定」
- 左側の「Bluetooth」をクリックする
- 右側の「Bluetooth」の設定をオンにする
なお、Dock(Macのデスクトップの下に配置されているショートカットツール)のFinderアイコン>AirDropの順番でクリックしてみる手順でもかまいません。Bluetoothがオフだと、以下のように、Bluetoothをオンにするように促されます。
対処法3:AirDropの受信設定を確認
AirDropが受信できないときは、受信設定が「連絡先のみ」または「なし」に設定されているかもしれません。AirDropのデフォルト設定は、「連絡先のみ」です。「連絡先のみ」と設定してある場合、Apple IDと紐付けられている連絡先とのみ、AirDropが使えます。連絡先にない相手がAirDropでデータを送信することは可能ですが、受信できない状態になるでしょう。解決法は、受信設定を確認して「すべての人」にすることです。手順を紹介します。
- Dock(Macのデスクトップの下に配置されているショートカットツール)のFinderアイコン>「AirDrop」の順番でクリック
- このMacを検出可能な相手を「すべての人」に変更する
「すべての人」にするのは、AirDropを使うときだけにすることをおすすめします。なぜなら、AirDropを悪用し、相手が受信したくない画像を一方的に送る悪質行為に遭遇する可能性があるためです。無事にデータを受信できたらば、AirDropの設定を「なし/連絡先のみ」に戻しておけば安心でしょう。
対処法4:iCloudにサインインする
iCloudにサインインしていないと、AirDropが使えません。iCloudにサインインしているか確認する手順を紹介します。
- 左上の「アップルメニュー」>「システム設定」をクリックする
- 左側の「Apple ID」をクリックする
- 右側の「デバイス」にAirDropを受信したいMacが表示されているか確認する
対処法5:Macのセキュリティを見直す
MacのセキュリティがAirDropをブロックしてしまうのが原因かもしれません。ファイアウォールの設定を確認してみましょう。ファイアウォールとは、インターネットやネットワークに接続されているMacを、ほかのコンピュータから不要に接続されないように保護してくれる機能です。
ファイアウォールはMacを守るためのセキュリティ機能なので、AirDropを受信するときだけオフにすることをおすすめします。無事に受信できたあとは、再び設定をオンに戻しておきましょう。ファイアウォールをオフ/オンにする手順を紹介します。
- 左上の「アップルメニュー」>「システム設定」をクリックする
- 左側の「ネットワーク」をクリックする
- 右側のファイアウォールの設定をオフ/オンにする
対処法6:インターネット共有を使わない
インターネット共有がオンになっているMacでは、AirDropが出てこない場合があるようです。インターネット共有とは、Macでローカルネットワーク上のほかのコンピュータとインターネット接続を共有できる便利な機能のことです。インターネット共有をオフにする手順を紹介します。
- 左上の「アップルメニュー」>「システム設定」をクリックする
- 左側の「一般」をクリックする
- 右側の「共有」をクリックする
対処法7:デバイス間の距離や通信を妨げるものを確認
AirDropを使うときは、約9m以内に送受信するデバイスを近づける必要があります。距離が近い場合も、AirDropの通信を妨げるものがあると受信できません。以下のようなものがないところにデバイスを移動させて試してみてください。
【AirDropの通信を妨げるもの】
- ワイヤレススピーカー
- 電子レンジ
- コードレス電話機
対処法8:ファイルのサイズを確認
送受信するファイルが大きすぎないかも確認してみましょう。AirDropのサイズには上限設定がありません。しかし、大きすぎるファイルは送信する際に時間がかかるため、途中で失敗してしまう可能性があります。動画ファイルなどを送りたい場合は、事前にファイルの大きさを確認しておくとよいでしょう。
対処法9:Macの空き容量不足を解消
Macを使っているときに、アプリケーションや容量が大きいファイルを開く動作が遅いと感じることがありませんか。メモリ不足でMacの動作が鈍くなると、AirDropの受信にも悪影響を及ぼす可能性があります。
手作業で空き容量を確保するのは大変でしょう。そこでおすすめしたいのが、アプリを使って空き容量不足を解消する方法です。Macのケアルーチンが可能なCleanMyMac を使うと、簡単な手順で素早くMacの容量不足を解消できます。手順をみてみましょう。
- CleanMyMac をダウンロードする
- 指示に従ってインストールし、アプリを起動する
- サイドバーにある「パフォーマンス」>「スキャン」ボタンをクリックする
- 「全てのタスクを表示」ボタンをクリックする
- 「メンテナンスタスク」>「RAMを解放」などをチェック>「実行」ボタンをクリックする
アプリで簡単にメモリの解放ができました。
対処法10:Macの再起動
ここまでの解決法でうまくいかなかった場合、再起動を試してみましょう。一時的なMacの不具合であれば、再起動で解決する可能性があります。手順は以下のとおりです。
- 左上の「アップルメニュー」をクリックする
- 「再起動」をクリックする
まとめ
MacでAirDropを受信できないときの原因と対処法について紹介しました。通信設定や受信設定を見直すだけで、比較的簡単に解決できることも多いようです。Macのメモリが足りない場合は、RAMを解放してメモリを解放する必要があります。その場合は、数クリックで簡単に空き容量を確保できるCleanMyMacがおすすめです。まずは無料のダウンロードで不要なファイルがあっという間に削除できる便利さを実感してみてください。