MacでBluetoothがつながらない・検出されないときの8つの対処法
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山口ヨシカズ
ITライター&編集者。ITエンジニア。猫が好き。

はじめに
Macが現代で最も強力なコンピューターであることに疑う余地はありません。しかしながら、適切なメンテナンスを行わないと、不要データやバグによってMacが遅くなったり、応答しなくなるリスクがあります。
CleanMyMac の無料トライアルを開始して、Macのクリーンアップを徹底的に行い、パフォーマンスを改善しましょう。これは、マシンの整理や最適化、そしてセキュリティ対策など、どのような問題が起きてもmacOSのスムーズな体験を実現できるようにしてくれるものです。
ご注意:この記事はMacPawサイト版のCleanMyMacについて解説しています。
Bluetooth接続ができないと、マウスやイヤホン、キーボードなどのデバイスが検出できません。このような状況は、日常生活や仕事において非常に困ることでしょう。この記事では、MacでBluetoothがつながらないときの対処法を詳しく解説していきます。
MacでBluetoothに接続できないときの対処法
MacでBluetoothにつながらないときの対処法を、試しやすい順番で説明します。
対処法1.Bluetooth搭載デバイスをMacのそばに近づける
たとえばBluetooth搭載のマウスなどであれば、マウスをMacのそばに近づけましょう。周辺機器が邪魔する場合もあるため、その他の周辺機器は取り外し、単純にMacとマウスなどのBluetooth搭載デバイスだけを近づけてみてください。
対処法2.Bluetooth機能のオン/オフを試す
Bluetooth機能のオン/オフ切り替えを試すと、Bluetoothにつながる可能性があります。
手順:
- Macのメニューバーの右上にあるBluetoothアイコンをクリックする。
- メニューの一番上にあるスイッチをオフする
- しばらく待った後、再びスイッチをオンにする

Bluetoothアイコンがメニューに無い場合、システム設定の「コントロールセンター」から表示できます。

キーボードやマウスをすべてBluetoothに頼っている場合は、オフにすると操作が難しくなります。まずはUSBケーブルで物理的に接続してから、Bluetoothをオフにしましょう。
対処法3.Macを再起動する
Macの不調で試す価値がある方法が再起動です。Bluetoothがつながらない・検出されないときの症状が改善できる可能性があります。
- 左上の「アップルメニュー」をクリックする
- 「再起動…」をクリックする

これで接続が改善されたか確認してみましょう。
対処法4.Bluetoothペアリング設定を解除して再設定する
Bluetoothのペアリングを再設定することで、Bluetoothが検出できない問題が解決する可能性があります。
- MacのメニューバーのBluetoothアイコンをクリックし、開いたメニューから「Bluetooth設定」を選択する
- 設定画面で「自分のデバイス」が表示されている場合は、それぞれのデバイスの右に出てくる「接続解除」ボタンを押す

- すべてのデバイスのペアリングが解除されたら、一度Bluetooth機能をオフにし、数秒待ってから再度オンにして有効にする
- 再度Bluetoothデバイスを検出し、ペアリングする
対処法5.システムジャンクを削除する
システムジャンクがMacに蓄積されると、Macの動作に悪影響を及ぼし、Bluetoothデバイスの検出ができなくなることがあります。システムジャンクとは、アプリケーションやOSが自動生成する一時ファイルやキャッシュファイルのことです。
手動でシステムジャンクを完全に取り除くのは大変です。MacのクリーナーアプリCleanMyMac を使えば作業がぐんと楽になります。CleanMyMac は、Apple認証を受けた世界で人気のMacケアアプリです。Macのパフォーマンス向上に役立つ機能が一つのアプリに集約されています。
手順:
- CleanMyMacの無料トライアルを入手する
- 画面上の指示に従ってMacにインストールして、アプリケーションフォルダから起動する
- サイドバーにある「クリーンアップ」をクリックする
- 「スキャン」ボタンをクリックする
- システムジャンクが見つかりましたと表示されているところで「確認」をクリックする

- 内容を確認し、右下の「クリーンアップ」ボタンをクリックする
これでシステムジャンクを削除できました。簡単な操作でできるので、おすすめです。
対処法6.Bluetooth関連のシステムファイルを消去する
Bluetooth関連のシステムファイルを消去すると、Bluetoothに接続ができない問題が解決することがあります。
手順:
- Finderを開いて「移動」メニューから次のパスを入力して移動する
/Library/Preferences/ - Command+Fを入力し、検索窓に「com.apple.Bluetooth.plist」と入力してファイルを探す
- 見つかったら「com.apple.Bluetooth.plist.old」に名前を変える
- Macを再起動する
これで再度デバイスのペアリングを試し、接続できるかチェックします。もし、この操作をしてMacの挙動がおかしくなった場合は、com.apple.Bluetooth.plist.oldを元の名前に戻してください。また、com.apple.Bluetooth.plistというファイル自体が無ければ別の方法を試します。
対処法7.NVRAM/PRAMをリセットする(Intel搭載のMacのみ)
PRAM/NVRAMは、画面解像度などの設定情報を保持するメモリです。データが破損すると、Bluetoothに問題が生じることがあります。リセットすることで、問題が改善される可能性があります。
注意:この手順は、Intelプロセッサ搭載のMacでのみ実行可能です。Appleチップ搭載のMacでは利用できません。
- システムを終了し、電源ボタンを押す
- Mac起動時に、Command+Option+P+Rキーを20秒間同時押し
- キーを離し、Macが再起動するのを待つ

これでPRAM/NVRAMがリセットできました。Bluetoothが改善したかどうか試してみましょう。
対処法8.SMCをリセットする
SMCは、バッテリーやバックライトなどを制御するコントローラです。不具合が発生すると、Macが不安定になることがあります。Bluetoothに問題がある場合、SMCリセットが役立つことがあります。
T2セキュリティチップ搭載Mac:
- システム終了後、電源ボタンを10秒間押し続ける
- ボタンを離し、数秒後に電源を入れる
T2セキュリティチップ非搭載Macbook:
- システム終了後、Control+Shift+Option+電源ボタンを10秒間同時押しする
- キーを離し、数秒後に電源を入れる

SMCリセットが完了したら、Bluetoothの動作を確認してください。
注意:これもIntelプロセッサ搭載のMacでのみ実行可能です。Apple M1チップにはSMCリセット操作は存在しません。ただしApple M1チップの場合、再起動やシャットダウン後の起動により、SMCリセットと同等の効果を得ることできます。
MacでBluetoothが検出されないときまとめ
MacでBluetoothがつながらないときは、本記事の対処法を順番に試すことで、ほとんどのBluetooth接続問題は解決できるはずです。キーボードからイヤホンまで、Macに多様なBluetoothデバイスを接続することで、快適なMac生活が手に入ります。
また、Bluetoothに突然接続できなくなるようなMacトラブルの予防に向けて、本記事で紹介したMacケアアプリCleanMyMacを無料で試してみませんか。