Mac版のMicrosoft Officeのアップグレードができないときの対処法
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サワダ マサコ
ライター/校正。Art de Vivre、読者に気づきと優しさを。
Microsoft Officeはビジネスに必須のソフトウェアと言ってもいいでしょう。近年はMacをビジネス用途で使う人も多く、Mac版のMicrosoft Officeも存在します。しかし、Mac版のMicrosoft Officeはよくアップデートができない問題が発生します。本稿ではそのような問題が発生したときの対処法について解説します。
Officeのキャッシュを削除する
Officeの更新ができないときはキャッシュが悪さをしているからかもしれません。
Officeアプリケーションのキャッシュを削除すれば改善する可能性があります。キャッシュの削除は、次の手順で行います。
- Officeを終了します。
- Finderの上部メニューから「移動」>「フォルダへ移動」を選択します。
- 次のフォルダ名を入力します。/Library/Group Containers/UBF8T346G9.Office
- このフォルダ内のすべてのファイルを削除します。
- Officeを起動します。
これでキャッシュが削除できました。更新プログラムがインストールできるか確認してみましょう。
更新プログラムを手動でダウンロードする
Mac App Storeから更新プログラムをインストールできない場合は、更新プログラムの手動インストールを試してみましょう。以下の方法で実施します。
- どれでもよいのでOfficeアプリを起動する。WordでもExcelでもよいです。
- 上部メニューのヘルプ>更新プログラムのチェックを選ぶ
- Microsoft AutoUpdateが起動するので「更新プログラムを確認」を押す
- 表示されるアップデート項目を実行する。
もし、この方法でインストールが失敗する場合はMicrosoft AutoUpdateに問題がある可能性があります。以下の方法で対処しましょう。
AutoUpdateの最新バージョンをインストールする
Microsoft AutoUpdateに問題がある場合はAutoUpdateの最新バージョンをインストールしましょう。
インストールは以下の手順で行います。
- こちらのサイトの最下部にある「ダウンロード」ボタンからMicrosoft AutoUpdateの最新バージョンをダウンロードする
- ダウンロードしたpkgファイルをクリックし、ガイダンスに沿ってインストールする
- インストールが終わったら起動し、更新プログラムのダウンロードを試してみる
App StoreからOfficeを更新してみる
Microsoft AutoUpdateから更新できない場合はMac App Storeからアップデートができないかどうか試してみましょう。
Mac App StoreにはMicrosoft Officeが出品されていて、ダウンロードすることができます。
- LaunchpadからApp Storeを起動する
- サイドバーの「アップデート」をクリックする
- Microsoft Officeが表示されていたら「更新」を押す
これで更新作業は完了です。Microsoftのサイトなどからダウンロードしてインストールした場合はApp Storeと紐付いていない場合があります。その際にはこの方法は使えません。別の方法を試しましょう。
アップデーターを使う
Macアプリのアップデートを管理してくれるアプリがあります。そのようなアプリを使うことでアップグレードができるかもしれません。筆者のおすすめはCleanMyMac Xです。
CleanMyMac XはAppleから認証を受けたMacの管理アプリで、簡単な操作でアプリのアップデートを実行してくれます。
- CleanMyMac X の無料版をダウンロードします。
- 画面上の指示に従ってMacにインストールして、アプリケーションフォルダから起動します。
- サイドバーにある「アップデーター」をクリックします。
- Officeの左にあるチェックボックスをオンにします
- 「アップデート」をクリックします。
これでアップデートが実行されます。
ストレージの容量を確保する
更新プログラムのダウンロードができない場合は、ストレージの容量が不足しているからかもしれません。アプリケーションを更新するには適切な大きさの空き領域が必要です。ストレージの容量を確保するにはいくつかの方法が考えられます。
ダウンロードフォルダを整理する
ダウンロードフォルダに余計なファイルが溜まっていないでしょうか?放置しておくと意外とサイズが大きくなるものです。
ダウンロードフォルダの多くは一時的に使用するアーカイブファイルなどで、すでに不要になっているファイルが多いと思います。必要なファイルだけ別のフォルダに移動させて、残りのファイルは全て削除しましょう。
ゴミ箱を空にする
ゴミ箱にファイルが溜まっている場合、ストレージの容量を圧迫します。ファイルを削除してもゴミ箱に残っていたらストレージは空きません。
ファイルを削除したらゴミ箱を空にするところまで確実に実行しましょう。
まとめ
Mac版Microsoft Officeのアップグレードができない場合には、いくつかの対処法があります。本記事に書かれている方法でも解決しない場合は、Microsoftのサポートに問い合わせることをお勧めします。