MacのApp Storeからアプリがダウンロードできない原因と対処法
5 分で読む
はじめに
Macが現代で最も強力なコンピューターであることに疑う余地はありません。しかしながら、適切なメンテナンスを行わないと、不要データやバグによってMacが遅くなったり、応答しなくなるリスクがあります。
CleanMyMac Xをダウンロードして、Macのクリーンアップを徹底的に行い、パフォーマンスを改善しましょう。これは、マシンの整理や最適化、そしてセキュリティ対策など、どのような問題が起きてもmacOSのスムーズな体験を実現できるようにしてくれるものです。
この記事で解説している機能は、MacPawサイト版のCleanMyMac Xに関するものです。
MacのApp Storeからアプリケーションのダウンロードができない問題は、多くのユーザーが一度は経験する困難な事態です。この記事では、その原因と解決策を解説します。本記事の手順を順に試すことで、問題を解消し、App Storeからアプリケーションを正常にダウンロードできるようになるでしょう。
インターネット接続を確認する
App Storeが正常に動作しない場合、まず最初に確認すべきはインターネット接続です。以下の項目をすべて確認しましょう。
- メニューバーのWi-Fiアイコンをクリックし、接続状況を確認。
- 接続しているルーター名が正しいか確認。
- ブラウザを開き、ウェブサイトを表示できるか試してみる。ウェブサイトが表示される場合は接続に問題はない。
- Wi-Fiが正常に動作していない場合、ルーターを再起動するか、別のネットワークに接続してみる。
これらの手順を踏まえ、インターネット接続が正常であることを確認してください。それでもApp Storeの問題が解決しない場合は、次の対策に進みます。
App Storeのキャッシュを削除する
App Storeのキャッシュを削除することで、過去のデータが原因でアプリのダウンロードや更新がうまくいかない問題を解消できることがあります。以下にその手順を示します。
- 最初に、App Storeを完全に閉じてください。DockのApp Storeアイコンに右クリックし「終了」または「強制終了」を選択します。
- 次に、「Finder」を開き、「~/Library/Caches/」に移動します。
- 「Caches」フォルダ内にある「com.apple.appstore」と「com.apple.storeagent」の2つのフォルダを削除します。
- 最後に、ゴミ箱を空にして、再起動します。
以上の手順により、App Storeのキャッシュが削除され、アプリのダウンロードや更新に関する問題が解決する可能性があります。
アップデータを使う
アップデートが上手くいかないときにはMacアプリのアップデートを管理してくれる専用アプリを使ってみましょう。筆者のおすすめはCleanMyMac Xです。
CleanMyMac XはAppleから認証を受けたMacの管理アプリで、簡単な操作でアプリのアップデートを実行してくれます。
- CleanMyMac X の無料版をダウンロードします。
- 画面上の指示に従ってMacにインストールして、アプリケーションフォルダから起動します。
- サイドバーにある「アップデーター」をクリックします。
- アップデートしたいアプリの左にあるチェックボックスをオンにします
- 「アップデート」をクリックします。
これでアップデートが実行されます。アップデートされたかどうか、アプリを起動して確かめてみましょう。
Appleのサーバーステータスを確認する
App Storeが正常に動作しない場合、問題はAppleのサーバーにあるかもしれません。以下の手順でAppleのサーバーステータスを確認しましょう。
- まず、Webブラウザを開き、Appleのシステムステータスページにアクセスします。
- ページをスクロールダウンし、「App Store」のセクションを探します。ここでは、App Storeのステータスが「利用可能」、「問題あり」、または「メンテナンス中」のいずれかで表示されます。
- もし「問題あり」または「メンテナンス中」が表示されていた場合、それがApp Storeが正常に動作しない理由かもしれません。この場合、Appleが問題を解決するまで待つ必要があります。
- ステータスが「利用可能」である場合、問題は他の場所にある可能性があります。
この方法で、Appleのサーバーステータスを確認することができます。これにより、問題の原因を特定し、適切な対処法を見つけることができるでしょう。
App Storeからログアウトしてログインする
App Storeからログアウトして再度ログインすることで、一時的な問題やバグを解消できることがあります。以下にその手順を説明します。
- Macの左上にあるAppleメニューをクリックし、「App Store」を選択します。
- 画面上部のメニューバーから「ストア」をクリックし、ドロップダウンメニューから「サインアウト」を選択します。これでApp Storeからログアウトされます。
- 次に再度ログインします。同じく画面上部のメニューバーから「ストア」をクリックし、「サインイン」を選択します。Apple IDとパスワードを入力し、「サインイン」ボタンをクリックします。これで再度App Storeにログインが完了します。
この手順を踏むことで、App Storeの一時的な問題やバグが解消され、正常に機能することが期待できます。特に、App Storeが遅い、アプリがダウンロードできない、アップデートが表示されない等の問題を解決するのに有効な手段となります。
使わないアプリをアンインストールする
ストレージ容量の圧迫については、使わないアプリをアンインストールする方法も有効です。通常Macではアプリの実行ファイルを手動でゴミ箱にいれることでアンインストールしますが、それでは設定ファイルやキャッシュファイルが残ってしまいます。
Macのアプリを完全にアンインストールするにもCleanMyMac Xが有効です。ぜひ利用しましょう。
- CleanMyMac X の無料版をダウンロードし、Macにインストールします。
- アプリケーションを開き、「アンインストーラ」をクリックします。
- アンインストールしたいアプリを選び、チェックを入れます。
- アプリアイコンの右のプルダウンメニューを「削除」に設定し、「削除」ボタンをクリックします。
これでアプリは完全に削除され、ストレージ容量を確保することができました。
macOSをアップデートする
App Storeの問題は、古いバージョンのmacOSが原因であることもあります。最新のmacOSにアップデートすることで、問題が解決する場合があります。以下に、macOSをアップデートする手順を示します。
- Appleメニューをクリックし、「システム設定」を選択します。
- 「一般」から「ソフトウェアアップデート」をクリックします。ここで、新しいmacOSのアップデートが利用可能かどうかを確認できます。
- 利用可能なアップデートがある場合は、「今すぐアップデート」をクリックします。アップデートがダウンロードとインストールを開始します。
- アップデートが完了したら、Macを再起動します。
この手順を行う前に、重要なファイルのバックアップを取ることを忘れないでください。また、アップデート中はMacの電源を切らないようにし、インターネット接続が安定していることを確認してください。これらの手順を踏むことで、macOSのアップデートはスムーズに行われ、App Storeの問題が解決することがあります。
VPNを無効にする
VPN(Virtual Private Network)は、インターネット上で仮想的なプライベートネットワーク接続を確立するための技術です。しかし、VPNが有効になっていると、App Storeとの通信に問題が生じることがあります。そのため、App Storeが正常に動作しない場合は、一時的にVPNを無効にすることを試みてみてください。
多くのVPNには専用の接続アプリが付属しているため、それを使って接続をオフにしましょう。
この操作を行った後、App Storeが正常に動作するかどうか確認してみてください。VPNを無効にすることで問題が解決することが多いです。ただし、VPNを無効にした状態でインターネットを利用すると、セキュリティが低下する可能性があるため、必要な操作が終わったら再度VPNを有効にすることをお勧めします。
キーチェーンをリセットする
キーチェーンは、パスワードや認証情報を保存するAppleのセキュリティシステムです。時折、このキーチェーンが原因でApp Storeへの接続に問題が生じることがあります。その場合、キーチェーンをリセットすることで問題を解決できることがあります。
- まず、「キーチェーンアクセス」を開きます。これは通常、「ユーティリティ」フォルダ内にあります。
- 次に、メニューバーから「キーチェーンアクセス」を選択し、「設定」をクリックします。
- 「設定」ウィンドウで、「デフォルトキーチェーンをリセット」をクリックします。
- その後、システムが新しいパスワードを求めてくるので、Apple IDパスワードを入力します。
この手順を完了すると、キーチェーンはリセットされ、新しいパスワードで再設定されます。これにより、App Storeへの接続問題が解決することがあります。ただし、リセット後は以前保存されていたパスワードが全て削除されるため、必要なパスワードは事前にメモしておくことをお勧めします。
マルウェアを除去する
App Storeが上手く動かないのは、Macがマルウェアに感染しているからかもしれません。マルウェアはさまざまなMacの不具合を引き起こすので定期的にスキャンし、除去しましょう。
マルウェアの除去についてもCleanMyMac Xを利用するのが効果的です。CleanMyMac Xは、ジャンクデータのクリーンアップやアプリケーションの完全削除に加え、マルウェアのスキャンと除去にも対応しています。
以下に、CleanMyMac Xを使用してマルウェアを除去する手順を説明します。
- CleanMyMac X の無料版をダウンロードし、Macにインストールします。
- アプリケーションを開き、サイドバーの「ウィルスを削除」をクリックします。
- 「スキャン」をクリックします。
以上の手順で、CleanMyMac Xがマルウェアを自動的に検出し、除去します。また、CleanMyMac Xはリアルタイムスキャンに対応しており、新たなマルウェアが侵入した際にすぐに警告します。これにより、Macを安全な状態に保つことができるのです。
まとめ
この記事では、MacのApp Storeからアプリがダウンロードできない問題の主な原因と解決策について詳しく解説しました。何を試すべきかは、具体的な問題の状況と原因によります。本記事が、問題解消の手助けとなれば幸いです。