Macで動画が再生できないときの解決法
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アキヒロ 酒井
ITライター。趣味はミニマリズムと旅行
Macでmp4やmovなどの動画が再生できないとき、心配になることは当然です。しかし、様々な対処法が存在しますので、焦らずにトラブルシューティングを行いましょう。この記事では、Macで動画が再生できない場合の対処法をいくつか紹介します。
ブラウザのJavaScriptを有効化する
ウェブ上のmp4やmovなどの動画が再生されない原因の一つは、ブラウザのJavaScriptが無効になっていることです。JavaScriptは、ウェブページ上で動画やインタラクティブなコンテンツを表示・操作するために使用されるプログラミング言語です。ブラウザの設定でJavaScriptを有効化することで、動画が正常に再生されるようになることがあります。
具体的な手順はブラウザによって異なりますが、たとえばSafariなら以下のようにします。
- メニューバーの「Safari」から「設定」をクリックします
- 「セキュリティ」タブを選択します。
- 「JavaScriptを有効にする」にチェックを入れます。
ChromeやEdgeの場合もだいたい同じです。各ブラウザの設定メニューから「プライバシーとセキュリティ」や「コンテンツ設定」などの項目を探し、JavaScriptを有効にするオプションを選択してください。
メンテナンススクリプトを実行する。
macOSが原因でmp4やmovなどの動画の再生ができない場合、メンテナンススクリプトを利用して問題を解決することが可能です。
メンテナンススクリプトとは、ディスクの異常を修復したり、キャッシュをクリアしたり、ログファイルを消去するためのスクリプトです。
メンテナンススクリプトを実行するにはCleanMyMac Xを使いましょう。CleanMyMac XはAppleから認証を受けたクリーンアップアプリで、様々なメンテナンスの機能が付属しています。
CleanMyMac Xは以下のように使います。
- CleanMyMac X の無料版をダウンロードします。
- 画面上の指示に従ってMacにインストールして、アプリケーションフォルダから起動します。
- サイドバーにある「メンテナンス」をクリックします。
- 「メンテナンススクリプトを実行」を選択します。
- 下部の「実行」をクリックします。
QuickTime Playerをアップデートする
クイックタイムプレイヤーのアップデートによって、mp4やmovなどの動画が再生されない問題が解決することがあります。Appleは定期的にQuickTime Playerの新しいバージョンをリリースしており、機能の改善やバグ修正が含まれるからです。最新バージョンにすることで、再生できなかった動画が再生できるようになる場合があります。
QuickTime Playerをアップデートするには、以下のようにします。
- Macの「システム設定>一般>ソフトウェアアップデート」を選択します。
- 利用可能なアップデートがあればインストールします。
- 更新が完了したら、再び動画を再生して問題が解決されたかどうかを確認します。
他の動画プレイヤーで再生してみる
動画が再生されない場合、問題が特定の動画プレイヤーに限定されている可能性があります。そのため、Quick Time以外の動画プレイヤーを試してみることで、問題の原因を特定できることがあります。
例えば、VLC Media PlayerやMPlayerXなどのサードパーティ製の動画プレイヤーは、様々なファイル形式やコーデックに対応しており、QuickTime Playerが対応していない動画ファイルでも再生できることがあります。
これらのプレイヤーをダウンロードしてインストールし、問題の動画ファイルを再生してみてください。もし他のプレイヤーで動画が正常に再生される場合、問題は特定のプレイヤーに関連していることがわかります。これにより、適切な対処法を見つけやすくなります。
必要なコーデックをインストールする
mp4やmovなどの動画ファイルの再生には、適切なコーデックが必要です。
コーデックは、データを圧縮・解凍するためのソフトウェアです。動画ファイルはさまざまな形式があり、それぞれ異なるコーデックが必要になります。
再生できない動画がある場合、まずは必要なコーデックがインストールされているかどうか確認しましょう。コーデックの確認はVLCプレイヤーなどの動画プレイヤーで確認できます。
コーデックのインストールは通常、インターネットからダウンロードして行います。ただし、信頼できるサイトからダウンロードすることが重要です。不正なソフトウェアやウイルスが含まれている可能性があるためです。
Mac用のコーデックは、Appleの公式サイトや他の信頼性のあるサイトから入手できます。インストール後、再度動画ファイルを再生してみてください。
コーデックをアップデートする
コーデックは、動画や音声ファイルの圧縮と解凍を行うソフトウェアです。
時には、古いコーデックが原因で動画が正常に再生されないことがあります。そのため、コーデックを最新バージョンにアップデートすることで、動画の再生問題が解決されることがあります。
コーデックのアップデートは、通常、動画プレイヤーソフトウェアのアップデートと同時に行われます。
しかし、手動でコーデックをアップデートする必要がある場合もあります。
その際は、使用している動画プレイヤーの公式ウェブサイトや、コーデック開発元のウェブサイトから最新バージョンのコーデックをダウンロードし、インストールしてください。
これにより、動画再生の品質が向上し、問題が解消されることが期待できます。
マルウェアの除去
マルウェアに感染すると、macで動画が再生できなくなる可能性があります。これは、マルウェアがシステムやアプリケーションの設定を変更したり、重要なファイルを損傷したりするためです。
一部のマルウェアは特定のファイル形式を対象とし、それらのファイルを開こうとするとシステムが固まるか、正常に作動しなくなることがあります。動画ファイルがその対象となると、mp4やmovなどの動画を再生するアプリケーションが正常に機能しなくなる場合があります。
マルウェアのスキャンにはCleanMyMac Xがおすすめです。CleanMyMac XはAppleから認証を受けたクリーンアップアプリですが、マルウェアの除去もしてくれます。
- CleanMyMac X の無料版をダウンロードします。
- 画面上の指示に従ってMacにインストールして、アプリケーションフォルダから起動します。
- サイドバーにある「ウィルスを削除」をクリックします。
- 「スキャン」を実行します。
これでマルウェアが自動で除去されます。CleanMyMac Xはリアルタイムスキャンにも対応しているため、マルウェアが入ってきた時点でアラートを発します。
グラフィックスカードのドライバーをアップデートする
グラフィックスカードのドライバーが古い場合、動画の再生に問題が発生することがあります。ドライバーを最新バージョンにアップデートすることで、動画再生のパフォーマンスが向上し、問題が解決することがあります。
Macでは、システムアップデートを行うことでグラフィックスドライバーもアップデートされます。
- Macの「システム設定>一般>ソフトウェアアップデート」を選択します。
- 利用可能なアップデートがあればインストールします。
アップデート後、再起動して動画再生の問題が解決するか確認しましょう。
まとめ
この記事では、Macで動画が再生されない問題に対処するための様々な方法を解説しました。JavaScriptの有効化、QuickTime Playerのアップデート、他の動画プレイヤーの使用など、多くの対策があります。これらの方法を試すことで、動画再生の問題を解決できるでしょう。