「このアカウントではMacでの編集が許可されていません」Office 365エラー5つの解決法

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渡邉 裕美

渡邉 裕美

ライター。パンとチーズとライティングがエナジー

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はじめに

Macが現代で最も強力なコンピューターであることに疑う余地はありません。しかしながら、適切なメンテナンスを行わないと、不要データやバグによってMacが遅くなったり、応答しなくなるリスクがあります。 

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ご注意:この記事はMacPawサイト版のCleanMyMacについて解説しています。

Office 365をMacで使用中に「お使いのアカウントでMacでの編集が許可されていません」というエラーメッセージが表示されて困っていませんか。書類を編集しようとしたタイミングでメッセージが出ると、作業が中断されてストレスを感じます。本記事では、このエラーの原因と解決方法を紹介します。

Office 365でエラーが表示される主な原因は2つ

お使いのMacで「office 365で編集ができません」というエラーメッセージが表示される主な原因は2つあります。

1. Office 365のライセンスが正しく認識されていない

Microsoftのサーバーが、お使いのアカウントに有効なライセンスがあることを認識できていない状態です。ライセンスは有効なのに、一時的な通信エラーや認証の問題で編集できなくなることがあります。

2. Macに破損したシステムファイルがある

MacのLibraryフォルダー内にある特定のファイルが破損していると、Office 365が正常に動作しません。

Office 365「このアカウントではMacでの編集が許可されていません」エラーの解決法

具体的なエラーの解決法を見ていきましょう。

1. Officeアプリからサインアウトして再サインイン

簡単で効果的な方法として、一度サインアウトして再度サインインする方法があります。これだけで問題が解決するケースも少なくありません。

手順:

  1. WordやExcelなど、任意のOfficeアプリを開く
  2. 左上に表示されている自分の名前をクリックする
  3. 「サインアウト」を選択する
    Officeアプリからサインアウトして再サインイン
  4. アプリを完全に終了する
  5. 再度アプリを開き、左上の「サインイン」をクリックする
  6. 職場または学校のアカウントでサインインする

再サインイン後、文書の編集ができるか確認してみてください。

2. Office 365でライセンス状態を確認する

ライセンスが正しく割り当てられているか確認しましょう。

  1. ブラウザで「portal.office.com 」にアクセスする
  2. 「マイアカウント」をクリックする
  3. サブスクリプションのセクションを確認する
  4. Office 365が表示されているか確認する

Office 365でライセンス状態を確認する

Office 365が表示されている場合は、ライセンスに問題はありません。表示されない場合は、正しいアカウントでサインインしているか再確認してください。

3. 破損したシステムファイルを削除する

ライセンスに問題がない場合は、Macのシステムファイルが原因かもしれません。以下の手順で問題のあるファイルを削除します。

※作業を行う前に、すべてのOfficeアプリを終了し、各アプリからサインアウトする必要があります。

  1. すべてのOfficeアプリ(Word、Excel、PowerPointなど)を起動し、それぞれサインアウトする
  2. Finderを開き、メニューバーの「移動」>「フォルダへ移動」を選択する
  3. 「~/Library」と入力してEnterキーをクリックする
  4. 「Group Containers」フォルダーをダブルクリックして開く
  5. 以下の3つのファイルやフォルダーを探し、ゴミ箱に移動する

    ・UBF8T346G9.ms

    ・UBF8T346G9.Office

    ・UBF8T346G9.OfficeOsfWebHost

    破損したシステムファイルを削除する
  6. ゴミ箱を空にする
  7. Officeアプリを起動して、編集できるか確認する

これらのファイルを削除することで、破損したデータがクリアされ、正常に動作するようになります。

4. Officeライセンス削除ツールを使用する

Microsoftが提供する公式のライセンス削除ツールを使用する方法もあります。この方法は、上記の方法で解決しない場合に試してみるとよいでしょう。

  1. Officeアプリを開き、メニューバーの「バージョン情報」を選択し、使用中のOfficeのバージョンを確認する
  2. Microsoftの公式サイトから、ライセンス削除ツールをダウンロードする
  3. ダウンロードフォルダから「.pkg」ファイルを開く
  4. 画面の指示に従ってインストールを進める
  5. 「インストールの種類」画面で「インストール」をクリックする
    Officeライセンス削除ツールを使用する
  6. ライセンスが正常に削除されたら「閉じる」をクリックする
  7. Officeアプリを開いて職場または学校のアカウントでサインインし、ライセンス認証を行う
  8. Macを再起動する

5. CleanMyMacでOffice 365をリセットする

Apple公証済みのMac専用メンテナンスアプリ「CleanMyMac」を使えば、Officeアプリを安全にリセットできます。一時ファイルや破損した設定ファイルだけを削除できるため、安全で確実です。

 
  1. CleanMyMacの無料トライアルを入手する
  2. Macにインストールして起動する
    CleanMyMacでOffice 365をリセットする
  3. サイドバーから「アプリケーション」を選択し、「スキャン」を実行する
  4. 「アプリケーションを管理」をクリックする
  5. 一覧からリセットしたいOfficeアプリを選び、横の「>」をクリックして開く
  6. 「バイナリ」以外のすべての項目にチェックを入れる
    「バイナリ」以外のすべての項目にチェックを入れる
  7. 「削除」ボタンをクリックする

削除後、Officeアプリを再起動して、編集ができるか確認します。

Office 365編集エラーにまつわるFAQ

MacでOffice 365の編集ができないエラーについて、よくある疑問と回答を紹介します。

Q1:「このアカウントではMacでの編集が許可されていません」というエラーが突然表示されるようになりました。なぜでしょうか?

A:Office 365のライセンス認証が一時的に解除されたことが主な原因です。サブスクリプションに問題がなくても、通信エラーやシステムファイルのトラブルでライセンスが認識されなくなることがあります。まずは再サインインを試してみましょう。

Q2:ライセンスは有効なのに、再サインインしても編集できません。どうすればいいですか?

A:破損したシステムファイルが原因の可能性があります。本記事の「3.破損したシステムファイルを削除する」の手順を試してください。それでも解決しない場合は、CleanMyMacでのリセットが効果的です。

Office 365「Macで編集ができない」エラー解決方法まとめ

Office 365でMac上での編集ができない「このアカウントでMacでの編集が許可されていません」というエラーは、ライセンス認証の問題やシステムファイルの破損が原因で発生します。

まずは再サインインやライセンス確認など、簡単な方法から順番に試してみてください。それでも改善しない場合は、破損ファイルの削除やライセンス削除ツールの使用を検討しましょう。

Mac専用メンテナンスアプリ「CleanMyMac」を使えば、Officeアプリの安全なリセットだけでなく、Mac全体のパフォーマンス向上も実現できます。不要なファイルの削除、メンテナンス、アプリ管理など、Macを快適に使うための機能が一つに揃っています。Office 365のトラブル解決にも役立つCleanMyMacの無料トライアルをぜひお試しください。

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