おすすめのMacのウイルス対策ソフト

最近になってMacにもウイルスの脅威があると話題になるケースが多くなってきました。それに伴ってMac用のウィルス対策ソフトもたくさんリリースされるようになり、どれを選べば良いか迷う人が増えています。そこで本記事ではおすすめのMac用ウイルス対策ソフトをご紹介します。

Macにウイルス対策は必要か？

結論から言うとMacにもウイルス対策は必要です。確かに昔は「Macにウイルス対策は必要ない」と言われていました。しかし、現在では状況が異なります。

Macにウイルス対策が不要と言われていたのは、単純にMacのシェアが低かったからです。昔のMacのシェアは5%もありませんでした。シェアが低いOSのウイルスを作っても少しのマシンにしか感染させられませんよね。よって、ウイルス作成者達がMacに興味を示してなかっただけなのです。

ところが現代は状況が異なります。現在ではMacのシェアは15%を超え、ウイルス作成者達の標的となるケースも増えてきました。Macもウィルス対策ソフトによって保護する必要があるのです。

Mac用アンチウィルスソフト（有料）

Mac用のアンチウイルスソフトには有料と無料の製品があります。品質やサポートの充実を望むならば有料のソフトを購入した方が良いでしょう。Mac用の代表的な有料アンチウイルスソフトには以下のような製品があります。

CleanMyMac

CleanMyMacはMac用のクリーンアップアプリですが、ウイルススキャンと除去機能も付属しています。ウイルス検出の基準となるデータベースは常に自動で最新に保たれ、リアルタイムでウイルスを検出してくれます。何より動作が軽いのが特徴です。Mac用のアンチウイルスソフトの中にはリソース消費の激しい製品もありますが、CleanMyMacのリソース消費量は軽微です。

価格	1台　$39.95／年 2台　$59.95／年 5台　$89.95／年
アプリの日本語化	◎
日本語サポート	◎
販売元	MacPaw inc.

ウイルスバスター

ウイルスバスターはトレンドマイクロ社が提供するアンチウイルスアプリで、ノートンと並んで日本では有名で、Mac1台を守るMac版と様々なOSで使えるクラウド版があります。様々な機能が含まれているため総合的にMacを保護してくれます。しかし、Mac版は動作が重く、マシンに負荷がかかります。クラウド版は軽量ですが、1台ずつ買えないので注意が必要です。

ノートン 360

ノートン360はシマンテック社が提供する有名なアンチウイルスアプリです。Windows版が有名ですが、Macやスマートフォンにもインストールできます。ファイアウォール機能やダークウェブのモニタリングも付いており、総合的にMacを守ってくれるでしょう。ただし、リソースの消費量が激しく、CPUやメモリの負荷が上がってしまう場合があります。

Mac用アンチウィルスソフト（無料）

Macに対応したアンチウイルスソフトの中には無料で提供されている製品があります。これらは有料の製品よりもサポートの面が弱かったり、広告が表示されたりする場合もあります。しかし、お金をかけずにウイルス対策をしたい人には良い選択肢です。

AVG無料アンチウイルス

AVGは無料のセキュリティソフトでは昔から有名です。知名度が高く昔から多くの人に使われているため、無料でも信頼性は高いと言えます。ただし、非商用の個人にしか無料のライセンスはありません。ビジネスで使う際にはライセンス料を支払う必要があります。

Avira Free Antivirus Mac 用

Aviraも比較的有名で昔からあるMacに対応したアンチウイルスソフトです。2020年にノートンのシマンテック社に買収されました。無料で使えるのに有料アプリと比較しても遜色がないほど高機能なのが特徴です。ただし、有料版の購入を促すポップアップ広告が少し鬱陶しいかもしれません。あと、日本語対応が貧弱です。

Sophos Home

Sophosはあまり日本での一般知名度はありませんが、1980年代から企業向けのセキュリティー製品を提供している老舗のベンダーです。個人用のMacアンチウイルスもリリースしており、評価版を無料で使えます。ただし、サポートが日本語に全く対応していないので英語がわからない方にはおすすめできません。

まとめ

Macのシェアが伸びるにつれてウイルスの脅威も増加しており、ウイルス対策が必要です。Macにおいても、有料・無料含めて様々なアンチウイルスソフトが販売されています。本記事をソフト選びの参考にしていただけると幸いです。