macOS Sequoiaでバッテリーの消費が激しい?最適化のための8つの方法

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渡邉 裕美

ライター。パンとチーズとライティングがエナジー

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はじめに

Macが現代で最も強力なコンピューターであることに疑う余地はありません。しかしながら、適切なメンテナンスを行わないと、不要データやバグによってMacが遅くなったり、応答しなくなるリスクがあります。 

CleanMyMacをダウンロードして、Macのクリーンアップを徹底的に行い、パフォーマンスを改善しましょう。これは、マシンの整理や最適化、そしてセキュリティ対策など、どのような問題が起きてもmacOSのスムーズな体験を実現できるようにしてくれるものです。 

この記事で解説している機能は、MacPawサイト版のCleanMyMacに関するものです。

macOS Sequoiaにしてから、バッテリーの消費が激しい気がする、というMacユーザーがいるようです。新しいOSにすると、処理能力が向上する反面、バッテリーなどの問題が起こることは残念ながら少なくありません。本記事の対処法でMacを最適化し、バッテリーの問題を解決しましょう。

macOS Sequoiaがバッテリーを消費していませんか?

macOS Sequoiaそのものがバッテリーを直接消費するわけではありませんが、システムリソースの要求が増加することで間接的にバッテリー消費に影響を与える可能性があります。新しいOSバージョンは通常、追加機能や性能向上でより多くのリソースを必要とするためです。最適化で改善できるケースも多いため、試していきましょう。

macOS Sequoiaのバッテリー消費を最適化で改善する方法

ここからはmacOS Sequoiaのバッテリー消費を最適化により改善する方法を6つ紹介します。

1.バッテリーを消費しているアプリを閉じる

多くのバッテリーを消費しているアプリがきっとあります。以下の手順でアクティビティモニタを確認し、バッテリー消費の激しいアプリを閉じましょう。

  1. Launchpadから「アクティビティモニタ」を開く
  2. 「CPU」を確認し、消費の多いアプリを上部「×」で閉じる

バッテリーを消費しているアプリを閉じる

これで、バッテリー消費の多いアプリを閉じられました。

2.RAM(メモリ)の解放

RAMはコンピュータの重要な構成要素で、現在使用中のデータやアプリケーションを一時的に保存しています。Random Access Memory(ランダムアクセスメモリ)の略称であり、短期的という特性があります。システムの動作に不可欠ですが限られたリソースです。そのため、バッテリー消費が激しいケースではメモリの解放を試みます。

RAMの使用量を確認し、必要に応じてメモリを解放するには、常にRAMの状況を監視するアプリを使いましょう。CleanMyMac X はMacの定期的なケアに役立つApple公証のアプリです。RAMの解放もスマートに実行できます。手順は以下のとおりです。

 
  1. CleanMyMac X をダウンロードする
  2. 指示に従ってインストールし、アプリを起動する
  3. サイドバーにある「メンテナンス」をクリックする
  4. 「X件のタスクを確認」ボタンをクリックする
  5. 「RAMを解放」をチェックする
  6. 「実行」ボタンをクリックする

RAM(メモリ)の解放

これでメモリの解放ができました。

3.アプリのアップデートを実行

使用しているアプリは最新ですか?最新以外のアプリがバッテリー消費の原因である可能性があります。アップデートがあるならば、実行しましょう。ここでは、App Store経由で実行する方法を紹介します。

  1. 左上のAppleメニューをクリックする
  2. 「App Store」をクリックする

アプリのアップデートを実行

「App Store」の横に、アプリのアップデートがある場合はその数が表示されます。

このMacの場合は、表示がないため最新のアプリを使用しています。

4.Macの再起動

Macの再起動を実行すると、さまざまなプロセスがリセットされます。その結果、Macのバッテリーを異様に多く消費していた不具合が解消される可能性があります。左上の「Appleメニュー」>「再起動」の手順で実行してみましょう。

5.ログイン項目を削除

Macを起動するとき、自動的に開くアプリがログイン項目です。たしかに便利ですが、バッテリー消費する要因にもなっています。使わないログイン項目は見直して削除しましょう。

ここでも、先ほど紹介したCleanMyMac X が活躍します。MacPaw社による長年の開発実績があり、Apple認証もされている優れたアプリです。アプリを使うと、素早くログイン項目を一覧化でき、ログイン項目を削除できます。手順は以下のとおりです。

  1. CleanMyMac X の無料版をダウンロードする
  2. Macにインストールして、アプリケーションフォルダから起動する
  3. サイドバーにある「最適化」をクリックする
  4. 「X件すべての項目を表示」をクリックする
  5. 表示された画面で「ログイン項目」を選択する
  6. 不要なログイン項目にチェックする
  7. 「削除」ボタンをクリックする

ログイン項目を削除

このように、アプリなら簡単にログイン項目が削除できます。

6.周辺機器を外す

Macを電力源としているUSBメモリなどの周辺機器が、Macのバッテリーを消費している可能性があります。マウスや外付けキーボードなど、使っていないものを抜き取ってみて、バッテリーの消耗が改善したか、様子を見てみましょう。

スリープ中にmacOS Sequoiaのバッテリーが消費されるケースの対処法

スリープ中にもかかわらず、macOS Sequoiaのバッテリー消費がされている問題も聞かれます。次に紹介する2つの対処法で解決しましょう。

1.Power Napをオフにする

スリープ中でもMacを最新の状態に保つ機能がPower Napです。オンになっていると、以下が行われます。

  • メールで新着メッセージのチェック
  • カレンダーで予定のアップデート
  • iCloudの予定のアップデート

これらのタスクはスリープ解除後の実行で問題ありません。バッテリー消費を抑えたい場合は以下の手順でPower Napの設定をオフにしましょう。

  1. 左上の「Appleメニュー」>「システム設定」をクリックする
  2. 左側の「バッテリー」を選択する
  3. 右側の「オプション」で「Power Napを有効にする」の横のポップアップメニュー>「オプション」を選択する(ノート型)、または右側の「Power Napを有効にする」をオンにする(デスクトップ型)

ただし、Power Napの設定を変えられないMacもあります。

2.スリープ中の通知をオフにする

Macがスリープ中なら、通知は不要です。画面がスリープしている間と画面ロック中の通知をオフにすることで、バッテリー消費が抑えられます。手順は以下のとおりです。

  1. 左上の「Appleメニュー」>「システム設定」をクリックする
  2. 左側の「通知」をクリックする
  3. 「ディスプレイのスリープ中に通知を許可」と「画面のロック中に通知を許可」のチェックを外す

スリープ中の通知をオフにする

これでスリープ中の通知は来なくなります。

macOS Sequoiaでバッテリーの消費が激しい?最適化のための8つの方法まとめ

macOS Sequoiaでバッテリーの消費が激しいときは、アプリを閉じたり、メモリを解放したり、再起動したりを順番に試します。その際、CleanMyMac X のようなMacの最適化機能をぎゅっと詰め込んだオールインワンアプリを使うと、メンテナンス作業が効率的に進みます。サクサク動き、データも整理整頓されたMacは理想的です。  実用性の高いMacのメンテナンスアプリをこちらからダウンロードしてお試しください。

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