MacからBingを削除する方法
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はじめに
Macが現代で最も強力なコンピューターであることに疑う余地はありません。しかしながら、適切なメンテナンスを行わないと、不要データやバグによってMacが遅くなったり、応答しなくなるリスクがあります。
CleanMyMacをダウンロードして、Macのクリーンアップを徹底的に行い、パフォーマンスを改善しましょう。これは、マシンの整理や最適化、そしてセキュリティ対策など、どのような問題が起きてもmacOSのスムーズな体験を実現できるようにしてくれるものです。
この記事で解説している機能は、MacPawサイト版のCleanMyMacに関するものです。
GoogleやYahooで検索しようとアクセスしたら、なぜかBingに飛ばされてしまう経験はありませんか?それはBingリダイレクトウイルスに感染しているからかもしれません。本記事ではBingウイルスへの対処法について解説します。
Bingリダイレクトウイルスとは何か?
Bingリダイレクトウイルスとは、ユーザーの意図しない広告を無理やり表示させることを目的としたマルウェアの一種で、アドウェアと呼ばれる物です。感染すると以下の症状が出ます。
- ブラウザに設定されているデフォルトの検索エンジン(例えばYahooやGoogleなど)で検索すると、検索結果がBingにリダイレクトする
- ブラウザのデフォルトの検索エンジンがいつの間にかBingに設定されている
- 不愉快なポップアップ広告がたくさん表示される
これはアドオンや拡張機能を用いてブラウザを乗っ取り、ユーザーが意図しない動作をさせるものです。
ウイルス作成者たちがこのような行為をしたがる理由は、広告の表示回数やクリック数に応じて広告料が支払われるためです。
ユーザーにとってみれば迷惑な話です。BingがいらないときでもBingを利用しないといけなくなります。
BingリダイレクトはどのようにしてMacに入り込み、危険なのか?
Bingリダイレクトウイルスはユーザー自身が気づかずにインストールしています。このマルウェアは他の無害なソフトウェアのバンドルとしてインストールされるのです。
海外のフリーソフトをインストールする際には、インストーラーを起動し、ガイドに沿ってインストールを進めるでしょう。そのインストール手順の中に目立たない形で「○○のアプリもインストールするか?」といったチェックボックスがあり、これがデフォルトでオンになっているのです。
つまり、ユーザーがこのチェックボックスをうっかり見逃してしまった場合、Bingダイレクトウイルスのインストールに同意したことになり、正式な形でインストールされます。煩わしいインストール作業をよく見て実行しているユーザーは、この罠に引っかかってしまうのです。
いらないBingリダイレクトを自動で削除する方法
MacからBingリダイレクトウイルスを消すには手動でアンインストールする方法と、自動で削除する方法の2種類があります。
自動で消すにはApple公証のアプリCleanMyMac Xを使います。CleanMyMac XはMac専用の高機能なクリーンアップアプリで、Bingリダイレクトアプリも綺麗に除去してくれます。
- CleanMyMac X の無料版をダウンロードします。
- 画面上の指示に従ってMacにインストールして、アプリケーションフォルダから起動します。
- サイドバーにある「ウイルスを削除」をクリックします。
- 下部にある「スキャン」をクリックします。
- ウイルスが検出されたら下部の「削除」ボタンを押します。
また、Bingリダイレクトだけをピンポイントで除去したい場合はアンインストーラーを使います。
- CleanMyMac X を起動します。
- サイドバーにある「アンインストーラ」をクリックします。
- 一覧から「インストールした覚えのないアプリ」を選びます。
- アプリ名の横のドロップダウンメニューで「削除」を選択します。
- 下部の「削除」ボタンを押します。
これでBingリダイレクトを消すことができました。これで症状が再び発生しないか様子を見ましょう。
消したいBing リダイレクトを手動で削除する方法
MacのいらないBingリダイレクトを手動で削除するには以下のようにします。
まず、稼働しているBingリダイレクトのプロセスを止めます。
- Launchpadからアクティビティモニタを開く
- 身に覚えのないプロセスを探す。
- そのプロセスの名前でGoogle検索し、何のプロセスか調べる
- Bingリダイレクトのプロセスが見つかるまで2と3を続ける
- Bingリダイレクトのプロセスが見つかったらそのプロセスを選択し、上部中央にある「×」を押す。
これでBingリダイレクトのプロセスを停止できました。続いてアプリケーションを削除します。
- Finderでアプリケーションフォルダを開く
- インストールした覚えのないアプリを探す
- のアプリをゴミ箱に移動する
- ゴミ箱を空にする
これでMacからBingリダイレクトをアンインストールできました。インストールした覚えのないアプリがあればそれがBingリダイレクトである可能性が高いです。注意深く探しましょう。
各ブラウザからBing Redirectを削除する方法
ChromeやFirefoxなどのブラウザの拡張機能にBingリダイレクトが入り込んでいる可能性もあります。除去するにはそれぞれのブラウザの方法で実施しないといけません。
ChromeのBingリダイレクト削除方法
- 右上の三点マーク「︙」を選び「その他のツール>拡張機能」を選ぶ
- インストールした覚えのない拡張機能を削除する
- 再び三点マーク「︙」を選び「設定」を選ぶ
- 「検索エンジン」を選び希望の検索エンジンを設定する
- 「起動時」を選び、希望のホームページを設定する
SafariのBingリダイレクト削除方法
- Safariのメニューから「環境設定」を選ぶ
- 「機能拡張」のタブを選ぶ
- インストールした覚えのない機能拡張をアンインストールする
- 「一般」タブで希望のホームページを設定する
- 「検索」タブで希望の検索エンジンを設定する
FirefoxのBingリダイレクト削除方法
- 右上のハンバーガーアイコン「≡」を選び「アドオン」を選ぶ
- インストールした覚えのないアドオンを削除する
- 再びハンバーガーアイコン「≡」を選び「設定」を選ぶ
- 「ホーム」を選択し、希望のホームページを設定する
- 「検索」を選択し、希望の検索エンジンを設定する
まとめ
Bingリダイレクトウイルスは、アドウェアの一種です。広告を表示させる目的でインストールされます。手順さえ知っていれば簡単にMacからBingのアドウェアをアンインストールできますので、参考にしてください。