Macのウイルスチェック完全ガイド:無料のチェック法・感染したときの対処法

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守屋ノブ

IT&科学ライター。趣味は難解なパズルを解くことと読書。

はじめに

CleanMyMac

たった7日間のスマートなケアで、Macが再び新品のように動作します。スペースとスピードを最適化 — 新しいデバイスの購入は不要です。

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この記事で解説している機能は、MacPawサイト版のCleanMyMacに関するものです。

「Macはウイルスに感染しない」と聞いたことがある方も多いはずです。ですが、この説は少し古い話かもしれません。Macの世界シェアは10年前に比べて大きく伸び、今では15%前後を占め、そのぶんMacを狙うウイルスやマルウェアも増えています。

今回は、「オンラインスキャンは本当に使えるのか」も含め、ウイルス感染症状の見分け方から感染後の対処法まで、Macで効果のあるウイルスチェック方法をまとめました。

Macを「オンラインでウイルスチェック」できる?

「オンラインウイルススキャン」で検索すると、TrendMicroやESETなどが並びますが、その多くはWindows向けのサービスです。ブラウザだけで動くオンラインスキャナーは、ActiveXやJavaプラグインという仕組みを使いますが、macOSのSafariやChromeはこれに非対応。試したがうまくいかなかった、という声が多い理由です。

Macで実際に効果があるのは、以下の3つの方法です。

  • macOSに標準搭載されているセキュリティ機能
  • 気になる1つのファイルだけを調べたい場合の「VirusTotal」
  • Mac専用に開発されたウイルス・マルウェア対策アプリ(CleanMyMac、Malwarebytesなど)

それぞれ、このあと順番に紹介します。

Macがウイルスに感染しているかも?チェックしたい5つの症状

次のような症状が出ていたら、ウイルスやマルウェアへの感染を疑いましょう。

  • ブラウザのホーム画面や検索エンジンが勝手に変わる、見慣れないツールバーが増える:アドウェアやブラウザハイジャッカーの典型的な症状です。
  • アクティビティモニタで、見たことのないプロセスがCPUを大量に使っている:仮想通貨を無断で採掘するクリプトマイナーの疑いがあります。
  • システム設定の「ログイン項目と拡張機能」に見覚えのないアプリが並んでいる:起動時に自動で動き続ける、常駐型マルウェアの可能性があります。
  • 「ウイルスに感染しました」と表示され、電話番号への連絡を求めるポップアップが出る:これはスケアウェアという詐欺表示で、実際の感染とは限りません。
  • 使っていないのにネットワーク通信量やバッテリー消費が急に増える:情報が外部へ送信されている可能性があります。

心当たりがあれば、次の章の手順でチェックしていきましょう。

自分でできる、3ステップの手動ウイルスチェック

専用のツールがなくても、次の3ステップだけでウイルスやマルウェアの手がかりを見つけられます。

ステップ1.アクティビティモニタでプロセスを確認する

  1. 「アクティビティモニタ」を開く
    アクティビティモニタでプロセスを確認する
  2. 「CPU」タブと「メモリ」タブで使用量が多いプロセスを見る
  3. 見覚えのない名前のプロセスがあれば、内容を調べたうえで「×」で停止する

ステップ2.ログイン項目と拡張機能を確認する

  1. 「Appleメニュー」>「システム設定」>「一般」を選ぶ
    ログイン項目と拡張機能を確認する
  2. 「ログイン項目と拡張機能」を開き、インストールした記憶のないアプリを探す
  3. 該当するアプリを選び、下部の「−(マイナス)」をクリックして削除する

ステップ3.ブラウザの拡張機能を確認する

ウイルスの感染経路として多いのが、ブラウザの拡張機能です。正規のアプリをインストールした際に、バンドルされる形で紛れ込んでいることがあります。

Safariの場合

  1. Safariを起動する
  2. メニューバーの「Safari」>「設定」>「拡張機能」を選ぶ
    メニューバーの「Safari」>「設定」>「拡張機能」を選ぶ
  3. 見覚えのない拡張機能をアンインストールする

Chromeの場合

  1. Chromeを起動する
  2. 右上の「︙」>「拡張機能」>「拡張機能を管理」を選ぶ
    右上の「︙」>「拡張機能」>「拡張機能を管理」を選ぶ
  3. 見覚えのない拡張機能を「削除」する

Firefoxの場合

  1. Firefoxを起動する
  2. 右上の「≡」>「拡張機能とテーマ」を選ぶ
    右上の「≡」>「拡張機能とテーマ」を選ぶ
  3. 「拡張機能」のタブか見覚えのないものを削除する

CleanMyMacで自動ウイルススキャンする方法

Mac全体のウイルスチェックやマルウェアチェック(アドウェアなど、ウイルスより広い脅威も含む)をまとめて行うなら、Apple公証済みアプリのCleanMyMacが便利です。検出エンジン「Moonlock」を搭載し、ウイルスやアドウェアを検出したファイルごと削除できます。

使い方:

  1. CleanMyMacの無料トライアルを入手する
  2. アプリを起動し、サイドバーの「セキュリティ保護」を選ぶ
  3. 下部の「スキャン」をクリックする
    CleanMyMacで自動ウイルススキャンする方法
  4. 検出結果が出たら、画面の指示に従って削除する

さらに、CleanMyMacには、Macを常に監視し怪しい動きを知らせる「リアルタイム監視機能」も搭載されています。ウイルス情報も常にオンラインで最新化されるため、新しい脅威対策もばっちりです。

CleanMyMacには、Macを常に監視し怪しい動きを知らせる「リアルタイム監視機能」も搭載されています

VirusTotalで気になる1つのファイルをオンラインチェックする方法

ダウンロードしたファイルを開く前に内容を確認したいなら、「VirusTotal」が便利です。70以上のアンチウイルスエンジンで無料でチェックでき、インストールも不要。ブラウザ完結型のスキャンとして、Macでも問題なく使えます。

使い方:

  1. virustotal.comにアクセスする
  2. 「FILE」タブを開き、確認したいファイルをドラッグ&ドロップする(650MBまで)
  3. アップロードが終わると、各アンチウイルスエンジンの検出結果が一覧で表示される

たしかにファイル単位のチェックには便利ですが、Mac全体をリアルタイムで見守る機能はありません。日常的な監視には、次に紹介するCleanMyMacのようなMacを徹底ケアできるアプリに任せてしまいましょう。

感染したアプリや不要なファイルを削除する方法

チェックの結果、怪しいファイルやアプリが見つかった場合は、次の方法で取り除きましょう。

1.ダウンロードフォルダを整理する

インストーラーの中に悪意のあるプログラムが含まれている場合があります。使い終わったファイルは早めに削除しましょう。

  1. Finderを起動し、ダウンロードフォルダに移動
  2. 不要なファイルを選択
  3. ゴミ箱に移動し、空にする

2.疑わしいアプリをCleanMyMacで完全に削除する

Macの標準の削除方法では、ライブラリ内の設定ファイルが残ってしまうことがあります。先ほど紹介したMacケアアプリ「CleanMyMac」を使うと、関連ファイルも含めて削除できます。

使い方:

  1. CleanMyMacの無料トライアルを起動
  2. サイドバーの「アプリケーション」を選び「スキャン」を実行
    疑わしいアプリをCleanMyMacで完全に削除する
  3. 感染しているアプリを選び「アンインストール」をクリック

3.クリーンな新規ユーザーで再スタートする

被害が大きい場合は、新しいユーザーを作成し、そちらへ移行する方法も選択肢の一つです。

  1. 「Appleメニュー」>「システム設定」>「ユーザとグループ」をクリック
  2. 「ユーザーを追加」をクリック
  3. 案内に従ってユーザーを設定

Macがウイルスに感染したら?今すぐやるべき6つの対処法

感染が疑われる、あるいは確定した場合は、次の順番で対応しましょう。

  1. Wi-Fiを切断する:ネットワークから離すことで、情報の外部への送信を止められます。
  2. パスワード入力やネットバンキングの利用を控える:感染中の端末で認証情報を入力するのは避けましょう。
  3. CleanMyMacやMalwarebytes Freeでスキャンを実行する:マルウェアを検出し、隔離・削除します。
  4. 検出された不審なファイル・アプリを削除する:スキャン結果の指示に従って対応します。
  5. 別の安全な端末からパスワードを変更する:感染した端末上での変更は避けます。
  6. 主要なアカウントに不正アクセスがないか確認する:メール、SNS、ネットバンキングなど、優先度の高いものから見直しましょう。

よくある質問(FAQ)

Q. Macにウイルスソフトは必要?macOS標準のウイルス対策機能で十分?

A. Macには、最初からいくつかのセキュリティ機能が組み込まれているものの、安全性を高めるなら追加の対策が必要です。

  • XProtect:ダウンロードしたファイルを、既知のマルウェアのパターンと自動で照合する機能。Appleがパターンを定期的に更新。
  • Gatekeeper:署名や公証を受けていないソフトの実行をブロック
  • XProtectRemediator:以前はMRTと呼ばれていた仕組みの後継。2022年頃の統合後、バックグラウンドで定期的にスキャンを行い、見つかった既知のマルウェアを取り除く

ただ、これらはあくまで「すでに知られている脅威」への対策が中心で、新しいマルウェアやアドウェア・迷惑ソフト(PUP)は検出対象から外れやすいのが弱点です。

Q. Macのウイルスチェックを無料で行う方法はありますか?

A. あります。macOS標準のXProtectやGatekeeperに加え、CleanMyMacの無料トライアル、Malwarebytesの無料版、VirusTotalはいずれも無料で利用できます。

Macでウイルスチェックする方法まとめ

「Macはウイルスに感染しない」というのは、少しばかりアップデートが必要な認識です。ブラウザだけで完結する「オンラインウイルススキャン」はMacでは機能しない場合もありますが、macOSの標準機能、VirusTotalによるファイル単位のチェック、CleanMyMacのようなMac専用クリーナーアプリを組み合わせれば、感染チェックから徹底駆除まで無理なく対応できます。気になる症状があれば、CleanMyMacの7日間無料トライアルで早めに対応を。

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