MacでMySQLを完全アンインストールする方法

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渡邉 裕美

渡邉 裕美

ライター。パンとチーズとライティングがエナジー

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はじめに

Macが現代で最も強力なコンピューターであることに疑う余地はありません。しかしながら、適切なメンテナンスを行わないと、不要データやバグによってMacが遅くなったり、応答しなくなるリスクがあります。 

CleanMyMac の無料トライアルを開始して、Macのクリーンアップを徹底的に行い、パフォーマンスを改善しましょう。これは、マシンの整理や最適化、そしてセキュリティ対策など、どのような問題が起きてもmacOSのスムーズな体験を実現できるようにしてくれるものです。 

ご注意:この記事はMacPawサイト版のCleanMyMacについて解説しています。

Macに入れたMySQLが不要になったものの、削除する方法がわからない。そんな経験はありませんか?データベース管理ソフトウェアであるMySQLは、通常のアプリとは異なり、単純にゴミ箱に入れるだけでは削除できません。データベースファイルや各種設定が複数の場所に保存されているため、完全アンインストールには相応のステップを踏む必要があります。本記事では、MacからMySQLを確実に削除する手順をわかりやすく解説します。

MySQLとは?

MySQLは世界中で使われているデータベース管理システムです。企業のウェブサイトやアプリケーションで大量のデータを保管・管理するために開発されました。無料で使えるオープンソースソフトウェアでありながら、有名な大手テック企業でも採用されている信頼性の高いツールです。

使わなくなったMySQLの削除が必要な理由

開発環境の構築や学習目的でMySQLをインストールする方は多いもの。一方、プロジェクトが終了したり学習を終えたりした後、不要になるケースは少なくありません。

MySQLを放置すると、次のような問題が発生します。

  • データベースファイルがディスク容量を圧迫
  • 自動起動設定などによる動作の遅延
  • 使用せずともプロセスが動作し続けて、メモリのリソースを消費

Macのパフォーマンスを最適に保つため、不要になったMySQLは適切なタイミングで削除することをおすすめします。

MySQL削除前の準備

MySQLを削除する前に、動作を停止させます。

手順:

  1. 「ターミナル」を開く
  2. コマンドで「mysql.server stop」を実行する

コマンドが失敗する場合は、「システム設定」を開いてMySQLを選択し「Stop MySQL Server」をクリックしてください。

MacからMySQLをアンインストールする方法

手動と自動で行う方法を説明します。

手動でMacからMySQLをアンインストールする方法

ターミナル操作に慣れている方は、手動でMySQLを削除できます。手順が多く、一つでも削除し忘れるとファイルが残ってしまうため、注意深く作業してください。

ステップ1:アプリ本体を削除(以下どちらか一方を実行)

アプリそのものの削除は、アプリケーションフォルダ、またはシステム設定からアンインストールすることができます。

Finderのアプリケーションフォルダから削除する手順:

Finderを使う方法です。

  1. Finderで「アプリケーション」フォルダを開く
  2. MySQLアプリを探す
  3. 右クリックして「ゴミ箱に入れる」を選択する
  4. 管理者パスワードの入力を求められたら入力する

システム設定から削除する手順:

システム設定に専用パネルが追加されている場合は以下を実行します。

  1. 「システム設定」を開く
  2. 画面を下にスクロールし、MySQLのアイコンを探す
  3. クリックして開き、「アンインストール」をクリックする

ステップ2:Finderで関連ファイルを削除

続いて、Finderでユーザーアカウント内にあるMySQLの設定ファイルやキャッシュを削除します。

  1. Finderを開く
  2. 上部メニューバーで「移動」>「フォルダへ移動」をクリックする
  3. 以下のパスを一つずつ入力し、見つかったフォルダやファイルをゴミ箱に入れる

    ~/Library/Application Support/MySQL

    ~/Library/Preferences/com.oracle.workbench.MySQLWorkbench.plist

    ~/Library/Caches/com.oracle.workbench.MySQLWorkbench

    ~/Library/Saved Application State/com.oracle.workbench.MySQLWorkbench.savedState

Finderで関連ファイルを削除

存在しないパスは、スキップして次に進みます。

ステップ3:ターミナルでシステムファイルを削除

最後に、システムレベルのMySQLファイル、データベース本体といったファイルをターミナルを使って削除します。

※この操作ですべてのMySQLデータを完全に削除します。バックアップを取っていない場合、データは復元できません。バックアップが必要な場合は、コマンド「mysqldump」の実行で取得できます。

では、システムファイルの削除に進みます。

  1. 「ターミナル」を開く
  2. 以下のコマンドを一行ずつコピー&ペーストしてMySQLのシステムファイルを削除する(管理者パスワードの入力が必要)

MySQLのシステムファイルを削除:

sudo rm -rf /usr/local/mysql

sudo rm -rf /usr/local/var/mysql

sudo rm -rf /usr/local/mysql*

sudo rm -rf /Library/StartupItems/MySQLCOM

sudo rm -rf /Library/PreferencePanes/My*

sudo rm -rf /Library/Receipts/mysql*

sudo rm -rf /Library/Receipts/MySQL*

sudo rm -rf /private/var/db/receipts/*mysql*

MySQLのユーザーとグループの削除:

sudo dscl . -delete /Users/mysql

sudo dscl . -delete /Groups/mysql

MySQLのシステム設定ファイルの削除:

sudo rm -rf /Library/Preferences/com.mysql.*

MySQLのシステム設定ファイルの削除

一部のコマンドでエラーとなることがあっても、該当ファイルが存在しないだけなので問題ありません。

ステップ4:Macを再起動

すべての作業が完了したら、Macを再起動してください。これで完全にMySQLが削除されます。

アプリでMacからMySQLを自動で完全アンインストールする方法

ターミナルでコマンドを入力したり、手作業でファイルを探したりするのは、初心者には難しいと感じるかもしれません。そんなときは、Macのクリーナーアプリを使うと簡単です。

Mac専用オールインワンのケアアプリ「CleanMyMac」のアンインストーラー機能は、MySQLとその関連ファイルを数クリックで自動検出して削除できます。CleanMyMacはApple公証済みで安全です。削除漏れや誤削除の心配はありません。

アプリでMacからMySQLを自動で完全アンインストールする方法

使い方:

 
  1. CleanMyMacの無料トライアルを入手する
  2. Macにインストールして起動する
  3. サイドバーから「アプリケーション」を選び「スキャン」を実行する
  4. 「アプリケーションを管理」をクリックする
  5. 「アンインストーラ」を選択し、アプリ一覧からMySQLを見つけてチェックを入れる
  6. 「アンインストール」をクリックする

アプリ本体と関連ファイルの完全削除ができました。

CleanMyMacなら、設定ファイルやログなど、見つけにくいファイルもしっかり削除できます。

MacでMySQLを完全アンインストールする方法まとめ

MacからMySQLを完全にアンインストールするには、アプリ本体だけでなく、データベース、設定ファイル、キャッシュなど、関連するすべてのファイルを削除する必要があります。

手動での削除ももちろん可能です。ただし、ターミナルコマンドを複数実行する必要があり、時間もかかります。Macクリーナーアプリ「CleanMyMac」のアンインストーラーを使用すれば、数回のクリックでこれらのファイルを自動検出し、安全に削除できます。

CleanMyMacの無料トライアルで、MySQLの完全アンインストールをお試しください。

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