MacからOneDriveをアンインストールする方法
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守屋ノブ
IT&科学ライター。趣味は難解なパズルを解くことと読書。
多くのMacユーザーが直面する悩みの1つに、Macのストレージの問題があります。1TBなどの大容量ストレージを搭載したMacを購入時に選択する事は可能ですが、より大きなストレージを選択すると、Mac本体の価格がとても高額になってしまいます。その為、多くのMacユーザーはGoogle Drive、iCloud、Dropbox、OneDriveなどのクラウドストレージを活用して、データの保管を行っています。
このようなクラウドストレージの利用は、大量のデータの保管以外にも、データの共有やコラボレーションができるメリットがあります。それに加えて、Macのストレージが一杯に近づいてくると、Macの速度低下などの明らかなパフォーマンスの問題が起こり、作業効率に大幅な悪影響を及ぼします。
そのような背景から、このような問題解決の一助となるクラウドストレージサービスの利用者は増え続けています。そしてクラウドストレージ間での競争が激しくなる中、ユーザーによるサービスの切り替えも増えています。
そこでこの記事では、OneDriveをMacからアンインストールする方法について解説していきます。
OneDriveとは?
マイクロソフト社によって提供されているクラウドストレージのサービスがOneDriveです。日本企業の多くが古くから利用しているWordやExcelも、マイクロソフト社が提供している定番のソフトウェアです。その為、既に利用しているソフトとの相性や、導入するハードルの低さからOneDriveをメインのクラウドストレージとして多くの個人や企業が活用しています。

その一方で、Google社が提供しているGoogle Driveの人気も高く、OneDriveからの切り替えを検討している人も多くいます。
もし、今後OneDriveを利用するつもりがない場合には、それをアンインストールする事で、MacからOneDriveのアプリを完全に削除をする事が可能です。
OneDriveのアンインストール
MacからOneDriveをアンインストールするには、いくつかの方法があります。
注意:アンインストールの手順を以下ではご紹介しますが、アプリを削除してもOneDrive上のデータが失われる事はなく、ブラウザを利用する事でこれまでのデータに引き続きアクセスする事ができます。
ゴミ箱にドラッグしてOneDriveをアンインストール
これはどのアプリのアンインストールにおいても一般的に用いられている方法です。その手順は以下の通りです:
- MacからFinderを開きます。
- 「アプリケーション」を選択します。
- 表示されるアプリの一覧から「OneDrive」を探します。
- OneDriveをゴミ箱にドラッグします。
- ゴミ箱を空にします。
次に、OneDrive関連のデータを以下の手順で削除します:
- 上部のメニューバーから「移動」を選択して「フォルダへ移動...」をクリックします。
- 以下を1つずつ貼り付けて、そのフォルダ内に表示されるOneDrive関連ファイルを探します:
~/Library/Application Support/
~/Library/Containers/
~/Library/Caches/
~/Library/Preferences/
~/Library/Cookies/
~/Library/Logs/
~/Library/LaunchAgents/ - 見つけたらそれらをゴミ箱に入れます。
- ゴミ箱を空にして削除します。
OneDriveに関連するファイルは多数存在する為、消し残しのないように注意しましょう。
このような手間や時間を省きたい場合には、優れたアンインストーラ機能を持つアプリを利用する事で、これらのプロセスを大幅に短縮する事ができます。
CleanMyMac Xを利用してOneDriveをアンインストール
CleanMyMac Xは、全世界で累計1,500万回以上ダウンロードされており、Appleからも公証を受けている人気のアプリです。これを利用してOneDriveをアンインストールする手順は以下の通りです:
- CleanMyMac Xの無料版アプリをダウンロードしてインストールします。
- アプリを起動します。
- 左のタブから「アンインストーラ」を選択します。
- アプリの一覧から「OneDrive」を選択します。
- 削除ボタンをクリックしてアンインストールを実行します。
これでOneDriveのMacからの削除が完了します。
削除したアプリに関連するファイルの消去
アプリをゴミ箱にドラッグして削除する方法では、その削除したアプリに関連するファイルがそのままMac上に残ってしまう可能性があります。しかしながら、そのようなファイルもCleanMyMac Xを利用する事で、簡単に削除する事が可能です。
削除したアプリ関連ファイルの消去手順:
- CleanMyMac Xを開きます。
- 左のタブから「アンインストーラ」を選択します。
- その右側に表示されるタブから「アプリ削除後の不要ファイル」を選択します。
- 表示される項目を確認して削除ボタンをクリックします。
以上で、簡単にMacから削除済みのアプリに関連するデータの削除が完了します。
このように、アプリの削除の際にCleanMyMac Xを用いる事で、一部のデータが削除ができずに残ってしまうような事がなくなり、アプリの関連データ等もまとめてMacから完全に取り除く事ができます。