Macをクリーンアップして最適化する方法

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Koki Isshiki

Koki Isshiki

ライター/エンジニア 難しいテックの話題を簡単にお届け!

CleanMyMac logo

はじめに

Macが現代で最も強力なコンピューターであることに疑う余地はありません。しかしながら、適切なメンテナンスを行わないと、不要データやバグによってMacが遅くなったり、応答しなくなるリスクがあります。 

CleanMyMacをダウンロードして、Macのクリーンアップを徹底的に行い、パフォーマンスを改善しましょう。これは、マシンの整理や最適化、そしてセキュリティ対策など、どのような問題が起きてもmacOSのスムーズな体験を実現できるようにしてくれるものです。 

この記事で解説している機能は、MacPawサイト版のCleanMyMacに関するものです。

Macを使っていると、時間が経つにつれてパフォーマンスの低下や動作の遅さを感じることがあります。しかし、心配する必要はありません。本記事で紹介する方法で、Macをクリーンアップして最適化することで、快適なパフォーマンスを取り戻せます。重いMac、動作の遅いMacに悩むMacユーザーは、ぜひ本記事を参考にしてください。

Macをクリーンアップする方法

さっそく、Macをクリーンアップする方法を順番に紹介します。

方法1.ワンクリックでMacをクリーンアップして最適化する方法

Macには自動でデバイスをクリーニングしてくれるツールが多く存在します。クリーニングと言ってもさまざまなものが対象になり、カバーする内容もアプリによって異なります。

なかには、セキュリティ面や動作の安定性が信頼できるかわからないものもあるので、信頼できるものを選んで使うことが大切です。ここでは、おすすめのクリーンアップツールを紹介します。なお、これから紹介するツールを含めて、クリーニングを行う際には万が一に備えて事前にバックアップをとっておくとよいでしょう。

 

おすすめは、長年Mac用のアプリを開発していることで有名なMacPaw社が開発するCleanMyMac を使用することです。こちらのアプリを使用すれば起動して数クリックで、あなたのMacを徹底的にスキャンできます。Macのクリーニングや最適化を行え、サクサク快適な操作性のMacが手に入るのです。

ワンクリックでMacをクリーンアップして最適化する方法

使い方は、以下の方法のとおり簡単です。実際に行ってみましょう。今回紹介する「スマートケア」はCleanMyMac の代表的な機能です。クリーンアップで無駄なファイルを削除し、セキュリティ保護でMacのセキュリティをチェックし、パフォーマンスで最適化までしてくれる優れものです。

  1. CleanMyMac をダウンロードし、指示に従いインストールする
  2. サイドバーの「スマートケア」>「スキャン」ボタンをクリックする
  3. 内容を確認し「実行」ボタンをクリックする
  4. 表示された画面で必要に応じて「確認」ボタンをクリックし内容を確認する
  5. 「実行」ボタンをクリックする

サイドバーの「スマートケア」>「スキャン」ボタンをクリックする

たったこれだけ、スキャンを実行して少し待つだけで簡単にクリーニングをしてくれます。実際に検出されたファイルは削除する前に確認してみましょう。ユーザーキャッシュファイルや言語ファイル、システムキャッシュなど幅広い範囲で検出できていることがわかります。

方法2.ソフトウェアのアップデートと最適化

Macをクリーンアップして最適化するためには、最新のソフトウェアを使用することが重要です。最新のmacOSには、最新版にはパフォーマンスの向上やバグ修正が含まれていることが多いためです。macOSおよびアプリケーションの最新バージョンを確認し、アップデートは定期的にしましょう。手順を紹介します。

  1. 左上の「Appleメニュー」>「システム設定」をクリックする
  2. 左側の「一般」>右側の「ソフトウェアアップデート」をクリックする

最新のmacOSなどを使用していない場合、アップデートが促されます。以下の手順に進んでアップデートを進めます。

  1. アップデートが表示されたら「今すぐアップデート」をクリックする

ソフトウェアのアップデートと最適化

最新のmacOSの場合、上記のようにこのMacが最新の状態であることが表示されます。

方法3.不要なアプリをアンインストール

もう使っていないアプリをそのままにしておくとストレージ容量を圧迫します。その結果、Macの動作が重い、遅いという症状を引き起こしやすいため、定期的に不要なアプリは削除し、Macをクリーンアップすることが大切です。ここでは、Finderを使ってアプリをアンインストールする方法を紹介します。

  1. 「Finder」を開く
  2. メニューバーの「移動」>「アプリケーション」をクリックする

不要なアプリをアンインストール

  1. アプリの一覧から不要なアプリを選ぶ
  2. メニューバーの「ファイル」から「ゴミ箱に入れる」を選択する(または、アプリのアイコンをドラッグしてゴミ箱に移動する)

不要なアプリをアンインストール

  1. ゴミ箱を空にする

これで不要なアプリをアンインストールできました。アプリのアンインストールは、こちらの記事も参考にしてください。

方法4.キャッシュのクリーンアップ

Macを使うと自動的に生成される一時ファイルにキャッシュがあります。Macを使えば使うほど蓄積されてしまうため、定期的にWebブラウザなどのキャッシュをクリアしていきましょう。各ブラウザにはキャッシュ消去オプションがあります。キャッシュをクリアすることで、いらないファイルの削除はもちろん、セキュリティの向上につながることもあります。

使うたびに蓄積されるキャッシュのクリーンアップなど、手間がかかりそうな作業こそ、ぜひCleanMyMac に任せましょう。嬉しいほどの短時間で、Macのすみずみまでスキャンできます。使用するのは、クリーンアップ機能です。ユーザーキャッシュファイル・システムキャッシュファイルなど奥深くに眠ったファイルや、多数のファイルを一気にスキャンできます。使い方は以下のとおりです。

  1. CleanMyMac をダウンロードして起動する
  2. サイドバーの「クリーンアップ」をクリックする
  3. 「スキャン」ボタンをクリックする
  4. スキャンが完了したら「システムジャンクが見つかりました」にある「確認」ボタンをクリックする
  5. キャッシュファイルが選択されていることを確認して右下の「クリーンアップ」ボタンをクリックする

キャッシュのクリーンアップ

このように簡単にキャッシュのクリーンアップができます。

方法5.ゴミ箱とダウンロードフォルダを空にする

ダウンロードファイルを使用したあと、もう使わないのにそのまま残している人も多いでしょう。Macのクリーンアップでは、ダウンロードしたファイルの整理もぜひ行ってください。簡単に行う方法を以下に紹介します。

  1. 「Finder」を開く
  2. メニューバーの「移動」>「ダウンロード」をクリックする
  3. 「追加日」のタブをクリックし、古い日付順で並べる
  4.  「Command」と「クリック操作」を連続して複数のファイルを選択し、ゴミ箱に移動する

ゴミ箱とダウンロードフォルダを空にする

作業が終わったら、ゴミ箱を空にすることも忘れずに行います。

ファイルをゴミ箱に入れただけでは、ファイルは残り続け、Macの容量を占めたままです。完全削除することで、Macのハードドライブの空き容量を増やせます。以下の手順でゴミ箱を削除しましょう。

  1. Dockの「ゴミ箱」をクリックする
  2. 右上の「空にする」ボタンをクリックする

ゴミ箱とダウンロードフォルダを空にする

このように、ファイルの削除をした後は、ゴミ箱を空にする作業もセットで実施しましょう。

方法6.ストレージを最適化

Macは不要なファイルが生じる可能性があることをあらかじめ認識しているため、できる限り削除しやすい仕組みをMacに搭載しています。その機能が、ストレージの最適化です。以下に使い方を紹介します。

  1. 左上の「Appleメニュー」>「システム設定」をクリックする
  2. 左側の「一般」>右側の「ストレージ」をクリックする

ストレージを最適化

上記の手順で、使用中のMacのストレージの空き容量が確認できます。さらに、あなたのMacのストレージ容量を節約するのに最適な項目を「おすすめ」してくれている点に注目しましょう。たとえば、「ゴミ箱を自動的に空にする」と「iCloudに保存」が推奨されています。このような推奨事項がMacに内蔵されている「ストレージ最適化」ツールです。お使いのMacで、おすすめの指示に従ってストレージの最適化を実行してください。

方法7.大きなファイルと古いファイルを削除

一般的に、コンピュータのメインとなるハードドライブには20%の空き容量を確保しておくことが推奨されています。空き容量が多いほど、そのコンピュータの操作が早くなる傾向があるためです。もちろんMacも例外ではありません。空き容量をある程度設けるためには、大きなファイルや古いファイルは削除する必要があります。

効率よく、Macの容量を占めている大きなファイルを見つけ出したい方はCleanMyMac の「不要データ」機能を使いましょう。手作業で一つずつ大きなファイルや古いファイルを見つけ出すのは大変ですが、CleanMyMac ならばたったクリック操作だけで簡単に削除が可能です。手順をみてみましょう。

  1. CleanMyMac をダウンロードして起動する
  2. サイドバーの「不要データ」をクリックする
  3. フォルダを指定したうえで「スキャン」ボタンをクリックする
  4. 大容量 &古いファイルが見つかると表示されるので「確認」をクリックする
  5. 削除したいデータを選択す
  6. 右下の「削除」ボタンをクリックする

大きなファイルと古いファイルを削除

ファイル日付もファイル容量も一目瞭然で、削除がスムーズです。

方法8.古いバックアップファイルを削除

バックアップファイルを作成し保持することはMacを安全に使うために重要です。一方で、多くの容量を占めるバックアップファイルが古くなりすぎると、無用の長物となりえます。そのため、もう使わないバックアップの削除も検討しましょう。手順は以下のとおりです。

  1. 「Finder」を開く
  2. メニューバーの「移動」>「フォルダへ移動」をクリックする
  3. 「~/Library/Application Support/MobileSync/Backup/」を入力する
  4. 古いバックアップファイルを削除する

古いバックアップファイルを削除

これで古いバックアップファイルは削除できます。

方法9.Macのデスクトップを整理

デスクトップにファイルを無秩序に置くと、Macの動作が遅くなります。そのため、デスクトップはできる限り整理された状態を保つようにしましょう。ファイルはフォルダに分けて管理したり、macOSのスタック機能を使ったり、クラウドストレージを活用したりして、デスクトップをきれいに保つことをおすすめします。デスクトップを整頓することで、パソコンの動作速度が格段に向上するからです。スタック機能の使い方をみてみましょう。

  1. デスクトップで「表示」>「スタックを使用」をクリックする(または、「Control+Command+0キー」を押す)

Macのデスクトップを整理

デスクトップ上のファイルをグループに整理する機能がスタック機能です。ファイルをデスクトップに保存すると、ファイルは自動的に適切なスタックに追加されるので、ぐちゃぐちゃになりがちなデスクトップの整理整頓がしやすくなります。

方法10.ログイン項目の管理

起動項目とは、Macが起動した時に自動的にバックグラウンドで立ち上がるプロセスのことです。必要ではないのに、バックグラウンドで起動していると、動きの低下につながることがあります。Macを最適化するためには、以下の手順で起動項目を削除しましょう。

  1. 左上の「Appleメニュー」>「システム設定」をクリックする
  2. 左側の「一般」>「ログイン項目」をクリックする
  3. 不要なアプリケーションの起動項目を選択し「-」で削除する

ログイン項目の管理

これで不要なログイン項目が削除できます。

まとめ

Macを自動または手作業でクリーンアップする方法は複数あります。定期的なクリーニングや最適化は、Macのパフォーマンス力を継続することにつながりますので、本記事を参考に月に一度などの定期的なタイミングで実施しましょう。

CleanMyMac」などの最適化ツールは、クリックのみの簡単な操作で必要な処理を完璧にこなしてくれるので時短で最適化をしたいMacユーザーにおすすめです。もちろん手作業で地道にクリーンアップを実行することもできます。大切なのは、自動・手作業にかかわらず定期的に行うことです。今回の記事を参考にして、快適なMacライフを送りましょう!

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